無意識日記々

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「ごめん、愛してる」来週最終回

昨日の「ごめん、愛してる」での『Forevermore』、劇中インストこそなかったがエンディングで2コーラス半をかけて貰える大盤振る舞い、番組放送終了後には案の定iTuner Storeチャートで2位まで上がったようだ。瞬間風速とはいえ発売開始から1ヶ月以上経ってもこれだけ売れるとか、ドラマ様々です、よ。

ちょうど内容も、長瀬くんが大通りを外れた横丁の裏路地でゴミにまみれて倒れ込んだ後に『溢れる大通りを避けて』の歌詞が流れてきたので、バッチリとまではいかないがなかなかにシンクロした感じでよかったのではないか。あの場面は制作側としても、主人公が人知れぬ人生を重ねてきたイメージを象徴したくて作ったのだろうし、「ゴミまみれでゴミみたいなおっさん」というセリフ回しからもその意図がみてとれる。

物語の展開としても尺合わせの為に(なんだろう、当初の予定より短くなったのだろうか?)強引な繋がりが目立つようになってきたが、それは最初っから程度問題なのでここまで見てきている視聴者は気にしない、かな。で、こうなってくるといよいよ、様式美として「ごめん、愛してる」のセリフを劇中で誰が言うのかという点に興味が集まる。誰が誰に謝るのやら。

そんな中で『Forevermore』の歌詞には『愛してる』の一言はたんまり出てくるが、「ごめん」は一度も出てこない。それどころか、誰かが誰かに謝る気配すらない。こう言っては語弊があるかもしれないが、自らの愛情に自信満々で誰かに対して遜ったり遠慮したりといった様子は微塵もない。「いつまでも、愛してる」という堂々とした無限愛宣言、それがドラマ主題歌としての『Forevermore』である。次回最終回のエンディングでは「ごめん」が解消されてひたすら「愛してる」が響くんじゃないかと期待している。『愛してる』、それ以外は余談の域なのである。

Hikkiファンの方の視聴率は必ずしも芳しくなかったようだが、毎週配信で売上を伸ばしてきた実績を顧みるとこれでよかったんじゃないかと思えてくる。御新規さんを次々と獲得した名曲としての存在感を存分に植え付けられたのだから、ライブコンサートでもきっと熱狂的に迎えられる事だろう。