無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

祭りのあとのあの感じで

165分もヒカルタイムを堪能するともう何が何だか。混乱の極みですわ。

いや、落ち着いてリアルタイムで聴けた&観れただけでも感謝なのですが。世は理不尽だからね。

「プロフェッショナル仕事の流儀」に関しては、テレビカメラが入ったのが初めてっていうタイミングが"今"でちょうどよかった。参加人数が多くて。これが『EXODUS』だったら4人である。しかも大体の行程はヒカルと照實さんのみ。まったく絵がとれなかったろうね。多種多様なミュージシャンたちが揃っててよかった。

まともに動く姿をみるのは『あなた』のMVに引き続き、ではあるが基本的には初めてだ。皆落ち着いた大人で、知的な雰囲気を漂わせているのが目を引いた。そりゃまぁ世界最高クラスのセッションミュージシャンズなのだから当然といえば当然なんだが、「とりあえずノリでやってみようか!終わったらパーティーだ!」みたいなタイプではなさそうにみえた。思慮深くヒカルの言わん事を汲み取ろうとするあの感じ。「プロフェッショナル」というタイトルに相応しい振る舞いだった。

一方ヒカルにとって音楽は仕事である以上に「生き方」だから、そこにとどまらない表情をみせる。そういう意味では「仕事の流儀」だけではなかったかもしれない。それでいい。

「みんなに相談するだけでよかったなんて」―この一言には考えさせられる。今まで暫くヒカルが1人でやってきたからこそいいものが出来ていたと解釈していただけに余計に響く。いや、やっと1人でする以上を齎してくれるミュージシャンズに出会えた、一緒に仕事できた、という事か。

シンガーソングライターのレコーディングがセッションを中心にしているように見えたのは不思議だった。あれじゃバンドだわな。ヒカルはプロデューサー、現場監督として言葉を交わしていたが、ミュージシャンズはお互いに楽器で会話していたろう。絵面的に面白くないからテレビでは放映していないが。

だとしたら、他の昔の曲も「あなたたちに相談するだけでよかった」にあたるものが…いや、考えても仕方がないか。昔があって今がある。先があるから今もある。ただ起きるべき事が起きただけなのだな。