無意識日記々

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あるきとに?或る企図に?

祝四大大会連続決勝進出の大坂なおみの日清アニメCMホワイトウォッシュ騒動。ここで注目すべきなのは大坂本人が「次に私を描くときは私と話をして欲しい」と話してるらしいこと。あたしゃ実際に聴いたわけではないのだけど。

でも、そんなもんだと思う。いちいち自分に関連するビジネスにひとつひとつアプルーブを出していたら本業に支障が出る。その為に信頼できる人を選んでマネージメントやエージェンシーを頼むのだから、今回はその「信頼の連鎖」の中で綻びが出来たということだろう。

ヒカルだって何でも出来るからといって何でもやる訳ではない。既にプロデュース、作詞作曲編曲、歌唱に楽器演奏と八面六臂なんだからそれ以上の仕事を受け持つのは大変な苦労を要する。端々のプロモーションや企画のクオリティー・コントロールまで気が回らない・手が届かない事があっても不思議ではない。受験生ならいきなり試験科目が3つ4つ増えるようなものだし、社会人なら例えば現状でさえ残業や休日出勤をして制作の仕事をこなしてるのに明日から営業の監督もしてくれと言われたらどうするか、みたいな話なのだ。即座に「無理です!」となるだろう。

『Face My Fears』の歌詞が歌詞カードにある『歩きたい』ではなく『ある人に』に聞こえる問題も、本人がチェックしていれば気付いていた案件だったかもわからない。しかし今回はプロデュース筆頭がSkrillex、次にPooh Bear、最後に宇多田ヒカルという順序でしかもミックスはSkrillexだ。基本的に彼が全体の陣頭指揮を執るプロジェクトだったろうことは想像に難くない。その中で日本語のわからない彼がミックス時に本来混ぜてはいけないボーカルパーツを継ぎ接ぎしてしまった可能性は十分に有り得るし、彼がリーダーだったのなら完パケを最終チェックに回すかどうかも彼の判断になる。締切ギリギリだったのならそこを素っ飛ばすこともあったかもしれない。何よりこれはキングダムハーツというビッグプロジェクトの一環なので、締切厳守は間違いないだろうしな。


…というのが目下の私の妄想だ。真実はわからない。いつかヒカルが語ってくれたらいいんだが、こういう話は墓場まで持ってっちゃうかもしれないね。