無意識日記々

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2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ん?凪ってる?

なんとなくだけど、宇多田ヒカルへのアクセスが減ってる? ほんの少し前まではこの無意識日記への、恐らく宇多田ワードで検索してやってきてるアクセスの数でそこらへんを感覚的に捉えてたのだけど、最近のgoo blogの施策変更でそれがアテにならなくなってて…

Trick or Retreat ?

渋谷でのハロウィンが今年は“禁止”されるそうな。実際に観たことがないからわからないが、行政を味方につけるプロセスがなかったってことなんだろうかな。ただの集まって馬鹿騒ぎだったのか? 商売あがったりの人も多かろう。平成前半まではハロウィンなんて…

がっかりだった『Beautiful World [live 2024] 』

毎回ライブの時に注目する、「『First Love』の次に何を歌うか」。cf.【ライブで『First Love』の後に歌われる曲たち】23/01/05 08https://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary/e/deda3945d78cf0ad9aef3cb1ed41c902今回の『SCIENCE FICTION TOUR 2024』では…

雨と星空と太陽と、くま。

SFツアーの事を「楽しかった!」と総括し続けてる(上に今後も事あるごとに強調する予定の)私なのだけど、創作上のヒカルについて「これは凄い」と頭を抱えさせられるのはやっぱり今でも『気分じゃないの(Not In The Mood)』で。今日が雨の日だからそう思…

Dare to kiss the past and live.

結論から言うと、『One Last Kiss』という楽曲の持ってる方向性というのは「大人になるって案外楽しい」ということではなかったかなと。エヴァンゲリオンという作品は雑に言えば「14歳の葛藤」のお話だ。父親と息子の関係に始まって、同性の同級生や異性の身…

The One Lasts to SF.

『SCIENCE FICTION TOUR 2024』に関しては私もしきりに「楽しかった!」という自分の第一声を繰り返しお伝えしているが、皆さんにとっては何よりヒカル自身が凄く楽しそうに歌っていた姿こそが強く印象に残っているかと思う。まだの方は映画館と円盤でその姿…

ライブを盛り上げる為に必要なコミュニケーション

前回はバンドとのコミュニケーションの話までしたんだったかな。週を跨ぐといつもあれやこれやすっ飛ばすもんだから全くもう。ということで、ヒカルは歌いながらバンドメンバーともアイコンタクトをとって、歌のリズム感で楽曲全体をリードしていたように感…

Utada Hikaru & The Sci-Fi Band 2024

で話の流れとしては、曲半分をバラードにしてくるという何とも大胆なライブ・アレンジをみせてくれた『Wait & See 〜リスク〜』の話に入りたかったのだがその前にバンド間のコンビネーションの話を少々。宇多田ヒカルはソロ・アーティストである。この当たり…

セトリにみるヒカルの意向

SFツアーのセットリストは三宅さんが素案を出してヒカルが調整するという過程を経て決まっていった旨ヒカルが(Spotifyクロニクル第4回で、だよね?)語っていた。これだとあんまりヒカルが主体的に決めたものではないのかなという解釈になりがちだけど、結…

『Time』 was lost in SF tour

「SF公演で歌わなかった曲」では敢えて挙げなかったんだけど、『Time』を歌ってたらよかっただろうな、とはちょっと思ったのよね。『Time』がリリースされたのは2020年5月。アルバム『BADモード』の発売が2022年1月2月だからそれより2年近く前になるんだけど…

もしや歴代ノンタイアップ曲第2位なのか?

全く本文と関係無いのだが、iPhoneのテキストで「考える」と入力した時の候補絵文字の中に、普通に考えるポーズを取ってるものに混じって明らかに「落ち込んでる」顔があるの、何なのかねぇ? 「思い悩む」とかと同じカテゴリなんだろうか「考える」は。本来…

残り香やForYouの様に不在について歌うのが粋なので

セットリスト全体の話で言うなら、「そういやあの曲やってない!この曲もやってない!」って気づいたの、だいぶ後になってからだった私。コンサート中は楽しみ過ぎちゃって目の前の曲に夢中でそこで歌われてない曲の事まで頭が回ってなかったからね。薄情な…

いつか点と線が繋がる日は来るのかな

漫画家の森川ジョージが炎上しとるな。https://togetter.com/li/2453538あたしの印象ではこの方はちょっとビッグネーム過ぎて執筆契約交渉時の非対称性に鈍感過ぎるかなとは思った。日本列島においては放送局・新聞社・出版社は「権力」だ。下手をすれば行政…

SFツアーOP曲について率直に。

嗚呼、そういや「SFセットリスト全体の構成の話」をしとらんわ。しとこ。そもそもの私の予想は「アルバム『SCIENCE FICTION』の曲を軸にして2〜3曲サプライズを仕込んでくる」というものだった。結果、大ハズレでありましたとさ。いやねぇ、チケットの売り…

ベストアルバムとプレイリストとセットリストと

ポール・ディアノが亡くなったのか。今まで何千枚何万曲と音楽を聴いて来て、これからも何千枚何万曲と聴いていくのだろうけど、その中で最も重要な一枚である事は未来永劫変わらないであろうIRON MAIDENのデビューアルバムで歌っていた人だ。来年はバンド結…

宇多田ヒカルはギャップが魅力…だった(過去形)

SpotifyとTone Glowでヒカルがそれぞれツアー後とツアー前の心境を詳細に語ってくれた事で、この日記での「SFツアーを振り返る」計画の色合いが随分と変わってきた。いや、色鮮やかになる方へ、なので大歓迎なのだけどね。んだもんだから、この日記、ここま…

小さくなって、年々大きくなるおもい。

今年も10月21日、ヒカルが書いてくれた…21年前の!宇多田共和国設立者初代管理人WEBMASTER(※固有名詞)へのメッセを読み返すわけだけど、今年はあらためて彼の偉大さを再確認しましたね。https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/utadahikaru/from-hikki/in…

自由疲れる。愛が癒す。

ヒカルの“Tone Glow"でのインタビューは今週語ってきたように"self-harming"のくだりがとりわけショッキングではあるものの、他にも興味深い話があちらこちらに満載である。中でも私の心を即座に捉えた段落を紹介しよう。『I was so lucky because artistic …

キプトラ→キスクラ→?

今回のインタビューでも話題の中心に居る『Kiss & Cry』は、前回6年前『Laughter In The Dark Tour 2018』に引き続いてのライブ披露であったが、何より『Keep Tryin'』と並んで歌われたのが胸熱だったわね。既述の通り『Keep Tryin'』と『Kiss & Cry』はきょ…

ライブはなぜ“参戦”なのか?[休題]

このままでは今週全部重い話になっちゃいそうなのでちょっと閑話休題。さっきタイムラインに流れてきた「なぜライブは“参戦する”と言うのか?」というテーマについて無意識日記的に切り込んでみますか"参戦"という語を辞書で引いてみる。・戦争に参加するこ…

『Perhaps it ALL make sense』

もう一度最初に引用したヒカルの発言に戻ろう。vulnerable のくだりだね。『And because it was so vulnerable, it’s probably why I was okay with changing it. Perhaps it all makes sense, though, because I can sing it the original way when I do li…

『the darkest time』

さてその『Kiss & Cry (live)』の歌詞、『娘さんのリストカット』の一節についてヒカルが初めて触れたのは、無意識日記の過去ログによると、どうやら情報系月刊誌「BARFOUT!」(バァフアウト)2007年9月号でのことらしい。https://blog.goo.ne.jp/unconsciou…

ヒカルの『傷』の変遷

ヒカルの「傷」に対する態度は特徴的だ。既に幾許か述べてきた通り、「傷つき易い状態」を積極的に受け容れ、時には「自ら傷つける」事も厭わない。受容・肯定:『きずつくのもいい』(In My Room)『傷つき易いままオトナになったっていいじゃないか』(タ…

宇多田の歌は『傷』だらけ !?

インタビューの内容より先に単語の話になっているのは、この"vulnerable "がインタビュー全体のキーワードとも言える語だから。先にここのニュアンスを細かく把握しておいた方がインタビューを素直に味わい易い。てことで前回のお浚いをしつつ。機械翻訳で『…

What if I lose all control ?

さてさて、先週はヒカルが二つインタビューを紹介していて。ひとつはここでも取り上げてる柴那典・ジェーンスー両氏とのSpotifyアーティストクロニクル第4回、そしてもうひとつはマルチジャーナリストのJoshua Minsoo Kim氏との英語インタビューだ。こちらは…

『音楽自体をそんなに聴いてもないし』

そういやそのクロニクルでヒカルが「曲の制作はまた間を見て続けていらっしゃるんでしょうか?」という問い掛けに対して『いやぁ、音楽自体をそんなに聴いてもないし、ポッドキャストとかばっかり聴いてます(ロンドンに)帰ってきて。』『作ろうと思って作…

前3回も楽しいよクロニクル

あらまぁ、ヒカルさん自身も「Spotifyアーティスト・クロニクル第4回」の宣伝を。書いてる通り、楽しい鼎談だったのだろうな。https://x.com/utadahikaru/status/1844439577190334685?s=46前3回が「宇多田ヒカルのことを他の人が喋る」企画だったのにこの第4…

感動が度を越すと人は固まるよという話

それ以上に気になるのは(と前回からの続き)、ヒカルがどうも暗黙の前提として、「気持ちが動いたら身体も動く」と思ってそうな点。全くそんな事はない。いや寧ろ、自分の凄さを過小評価してるせいかもしれませんねヒカルさん。ナマで貴方を初めて観る聴く…

客を燥がす手

現在開催中の第27回(大体隔年開催)アジア卓球選手権大会団体女子決勝で日本が中国を破るという歴史的特大快挙を達成した…話は長くなるので別に譲るとして。クロニクルでもちらっと言ってたんだが(と話を急激に元の流れに戻す)、ヒカルさんてライブをやる…

「背負う(しょう)」は大体「担う」「担ぐ」と同じ意味。

ジェーン・スーさんは、センスは鋭いけど完璧じゃないところがまた個性なので、今回も少し難解な言い回しの表現なところがあった。今回取り上げるのはそのうちのひとつ、「うわぁっていう熱狂があって、“宇多田ヒカル”というのを背負っちゃった方が楽なタイ…