でも確かに、映像作品による楽曲のプロモーションって、おとなもこどもも想定して多角化を見据える方がいいのかもわからないわね。年齢層や性別や購買力や言語圏なんかを睨んで。
実際、今回の『Mine or Yours』の映像はもう幾つ目になっているのやら??
・3月上旬にスペシャル・ムービーがYouTubeに登場して各駅をジャック
・初の「THE F1RST TAKE」出演での披露
・山田智和監督を起用して新しいミュージック・ビデオを制作
・その上今回また新たにCMを投入
、、、という何とも多段な構成いやさ攻勢になっている。
映像メディアは視聴者層がそれぞれ違う。極端な話、音楽のサブスクはプラットフォームでそこまでの違いはみられないのだが、テレビCMとYouTubeとでは接触層がかなり異なる。そして、YouTube内でも普段何を観てるかでまるで異なる景色が広がっているだろう。これまで無縁だった「THE F1RST TAKE」出演は今までとは全く異なる視聴者を獲得した。この下地あってからの第2弾『First Love』のブレイクだったともいえるかもしれない。
20年前であれば、地上波の異なるテレビ番組に出演して似たような効果を期待していたところだ。面白いのは、今回MAJ2025という真正面からのテレビ出演機会があったのにもかかわらず『Mine or Yours』を歌わなかった点。様々な理由づけが可能だろうが、今のところ「テレビCMは流すけどテレビでフルコーラスを歌うことはしない」状態でプロモーションが続いている。
兎に角、綾鷹の持っていき方が上手い。昨年の『traveling (Re-Recording)』からしてそうなのだが、スペシャル・ムービーのクォリティがやたら高く、それに基づくCMもそれは印象的なものになるだろう。この、単なる長尺CMでもなければ正式なミュージックビデオでもない“スペシャル・ムービー”という位置付け、まだ視聴者の方も慣れていないけれど今後は他の企業とのタイアップでも仕掛けてくるかもしれないわね。
今まではアニメーション作品やドラマなどとのタイアップでMV(ショートバージョンも含む)を複数作るケースがあったが(『桜流し』や『花束を君に』など)、スペシャル・ムービーってのはその発展形になるのだろうかね。つくづく、極々普通のCMを狭い界隈で流すのみだった伊藤忠のプロモーションとは差がついたなと。まぁおかげさまでその後の長期に渡る『Electricity』推しが実現したのだとすると、ホント何が事態を好転させるかって事前にはわかったもんじゃないと痛感させられるけども。
てことで、今後『Mine or Yours』での地上波テレビ出演はあるのかないのか、若しくは7月のアナログ発売に向けて更に『Electricity』を推してくるのか、それとともしや新…? ともあれ、ますます目が離せませんねヒカルの新しいプロモーション・フェーズから。いうても暫くはこの新しい15秒を堪能させて貰っておきますがね! あ、もしかしてこれの90秒バージョン、即ち新しいスペシャル・ムービー作ってたりとかしてない?(期待の眼差し)