無意識日記々

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Mステで『誓い』

昨晩はMステフェスで『誓い』を歌った。よくもまぁこんな難しい歌を2テイクで仕上げたなと。素晴らしかったですよ。

歌詞で言えば括弧内まで歌ったのが驚き(『ああ 泣きたい』とかね)。『Beautiful World』なんて括弧外までバックコーラスに任せてたのにね。これはまだまだ歌唱上余裕があるということなんだろう。ぱっつんぱっつんならこうはいくまい。いやビマラん時のドレス姿の話じゃないぞ。

実際、フリーハンド(今回は右手)の動きをみると、まだまだ歌のチェックポイントを意識的逐次的に確認しながら歌っているように見受けられたので、頭の中で『誓い』のボタンを押せばほぼ自動運転で歌える、という状況には至っていない模様だ。即ち、この歌をまだ歌い込んでいない、回数を歌ってないのだ。その時点でこのパフォーマンスである。11月から始まるコンサートツアーではさらにここから上乗せが期待される。君ら聴いて驚け。

ただ、今の時点では「歌える」という基準でいえば既に百点満点に近いが、「聴かせる」という点ではそんなでもない。これは、生放送番組なのに収録という無観客試合で歌ったことも影響しているかもしれないし、だからこそ「歌える」ことに集中出来たとも言える。これが一万人を超す聴衆を前にしたときにどうなるか。いや、ファンだらけだから内に向かったパフォーマンスがウケる可能性も高いけどね。

本来なら生放送に収録で参加なんて何様のつもりだと言い出す方が出てきてもおかしくないところだが、あの歌唱力では生放送の場の雰囲気を壊しかねない。特に次に同じ舞台でパフォーマンスする人が気の毒だ。“共演者”の皆さんは、ヒカルが収録でホッとしていたことだろう。いや、もう一周回って「せっかく生で宇多田ヒカルの歌が聴けると思ったのに残念」とか言い出す人が出て来るかもしれない。ファン目線かよ。まぁそれくらい別格だよね。面白みはないけれど、今後も収録での登場になりそうだ。

MVを快く買いたい話

恐らくテレビで披露した『誓い』はファン以外にも大評判だろうから、昔ならCDシングルをリリースする好機となるところ。だけど今はシングルは配信のみなのでシングルカットといっても配信で単品にして売り直すくらいしかやることがない。今回iTunes Storeでは『初恋』アルバムをリリース時に先に単品販売していた曲をアルバムに組み込み直してくれてそれはアルバムが安く買えてよかったんだけど、そのせいでこちらのライブラリが崩壊してしまって使い物にならなくなるという本末転倒な事態が発生した。「こんなことになるんなら普通にアルバムの値段払ったよ…。」と言いたくなったのだった。あたしゃ面倒だったのですかさず一旦ライブラリを消してCDの方から取り込んで崩壊を回避したんだけどね。まぁそれは昔話。何が言いたかったかというと配信の単品販売のやり直しはリスキーだから避けた方がいいのでは、と。

で。今現在“シングルカット”の代替となりそうなのは「ミュージックビデオのリリース」だと思われる。前作でいえば『忘却』だわな。これもなぜそのタイミングなら『人魚』を作らなかったのかという疑問は残ったが。『忘却』自体には文句はないぞ。あらまた脱線したわ。

というわけで『誓い』のミュージックビデオをリリースしたらいいと思うんですが如何でしょう。『光』だって『Passion』だってゲームと直接関係ないミュージックビデオを作ったじゃないですか。今回も作りましょうよ。

が。相変わらずiTunes Store ユーザーの私は400円出して低画質のミュージックビデオを購入するのが腑に落ちない。5分弱のビデオが60MBしかない、ってもしかして音だけのCDのビットレートと大してかわらないんじゃないの。1.5Mbpsとかでしょ。音と動画合わせて。DVD画質以下だわな。

他のアーティストのミュージックビデオを買ってもこんな感じだからAppleの方針なんだろうね。諦めるしかないか。

…いやまだ早い。ちょっと“ズル”をすることは出来ないか。iTunes、確かにミュージックビデオは低画質なのだが、ムービー扱いのライブビデオはHD画質が選択できる。更に、ムービーストアでは「短編映画」というカテゴリーがある。こちらでもHD画質が選択出来てお値段もセルで数百円に設定できる(レンタルもあるからね)。ミュージックビデオを短編映画として申請して審査が通ればHD画質で購入できる気がするのだが無理なのだろうかな〜。…梶サン、一度挑戦してみませんか?(笑)