無意識日記々

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いちばん光の復帰を願っている人

光が今後活動形態をどう広げていくかは誰しも興味がある所だろう。2009年は編集長という肩書きが加わったし、2010年は映像監督としてもクレジットされた。(宇多田光名義でだが) 今後どれだけ肩書きが増えていくかは想像もつかない。既にペンネームは決まっているという作家業に手を出すのは時間とタイミングの問題だろうし、翻訳家としては既に仕事をしている。歌詞の対訳もこなした。(自分の曲のだけどね) 一応漫画が雑誌に掲載された事もある。時間をかければ、かなりの作品を描いてきそうな予感はプンプンしている。それゆけムームーのリベンジなるかスーパークマンの物語が始まるか。声優として声をあてた事もあるがあれは黒歴史としてなかった事にしてあげるのがネタとしては安定しているか。私ゃアレ好きなんだけれどもね。HEROでのゲスト出演は…どうでもいいか。

歌手・作詞家・作曲家・編曲家・プロデューサー・映像監督・編集長・作家・絵本作家・漫画家・翻訳家・画家・声優・女優…なんかまだまだありそうな気がするが、どれも話題性を差し引いてプロとして仕事が成り立っている、或いは成り立ちそうな肩書きが並んでいる。ここまで多才だと溜め息しか出ないわね。

こういう人を応援し続けるのは楽しいが、じゃあファンとしてどの仕事に注力して欲しいのかと問われれば、「健康で居て欲しい」というのが何より先に口をついて出る。答えになっていないじゃないかと思うのだが要するに元気に活動していてくれれば形態は何でもいいのである。その時々で光がいちばんイキイキとしていられる事に携わっていてくれるのがいちばんだ。イケイケよりイキイキかな。全然うまく言えてないけれども、歌がイヤなら好きなだけ休めばいい。歌いたい時に歌ってくれたら。プロだからそういう訳にもいかないんだけれども。

ひとつ気になるのは、所属している事務所が「U3MUSIC」な事だ。要するに音楽事務所である。社長の(だよね?)ざねっちはマネージャーでもあるがまず何よりも音楽プロデューサーさんだろう。光が奔放に活動していった時、社長として、マネージャーとして、そして父親としてどんな心持ちなのであろうか。多分表向きは「娘がやりたい事を全面的にバックアップしていきます」という模範回答を繰り返すに決まっているのだが、本音の部分はどうなのだろう。実は、誰よりも光に歌っていて欲しいと感じているのは彼なんじゃないか。恐らく世界でいちばん宇多田光の歌声を多く、長く、沢山々々聴いてきてるのは彼である。小さい頃の家庭内リサイタル(?)から何から総て耳にしてきているのだ。レコーディング中もずっと、ライブツアーももしかしたら全部?彼は聴いてきているのだ。何と羨ましい人生か。― しまった、つい口が滑って本音を。

それでもきっと、というかだからこそ彼は光の歌を聴き続けて生きていきたい筈だ。彼の人生のかなりの部分が彼女の歌声と共にある。歌手・宇多田ヒカルの復帰をいちばんねがっているのは、きっと彼に違いない。でも、オフィシャルにはそう言わなそうなので、確かめようがないですわ。照實さん、如何ですか?