無意識日記々

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前半の無駄ハイレゾ講座は無視!(笑)

この間照實さんがテーブルの上?か何かの写真を公開していた。くまちゃんUSBやKUMA POWER型紙を背景に中央に鎮座していたのは25万円は下らないという高級ポータブルプレイヤーと市場価格3〜4万円はするだろう定番のヘッドフォン。彼は、この、30万円以上するシステムを介してハイレゾ音源を聴きながら「これからはハイレゾの時代が来ると宇多田チームは云々」と宣っているのである。勿論これはポータブルだからお家の中ではここから更に一桁上のシステムが待ち受けている事だろう。我々には関係ない世界の話である。

我々庶民にとってやっとハイレゾ音源に現実味が出てきたのは昨年SONYからハイレゾウォークマンがリリースされたところからだろうか。今春にはエヴァンゲリオンコラボウォークマンが発売されたので御存知の方も多いだろう。それだって「随分するものだな」という感想が多かろう。本当にハイレゾの威力が出るのは6〜7万円台の機種の方だしね〜。

今月アタマには同じくSONYから更に廉価版のハイレゾウォークマンが発売された。安い方のA16なら2.5万円位だっけか。うーん、これくらいなら手が出るかな…?と思う人が漸く出てくるかな。今時の人は大体スマートフォンの新機種に注力するだろうから、こういうのにはなかなか興味が湧かないだろうか。

しかし、折角SCv1&v2がハイレゾで配信されくまUSBが発売されるのだからこれを機に、という人も居るかもしれない。確かに、既に持っている音源に2万円払える人ならもう一声でハイレゾウォークマンが手に入ると聴けば購入意欲も出てくるかな。

ただ、プレイヤーを買っただけではハイレゾの威力はわからない。それなりのヘッドフォンやイヤフォンが必要である。そこでメイカーからハイレゾ対応ヘッドフォン等が発売されている。が、率直に言って、店頭で試聴してみた限り、ただハイクラスのヘッドフォンであるというだけで、ハイレゾ対応かどうかというのはほぼ、いや全く関係ないと言っていい。

ここでも何度か書いてきたように、ハイレゾの肝は高い周波数の音が出る(44.1kHzという上限が96kHzや192kHzになる)事より、音の解像度が上がる(16bitが24bitに)事の方だ。殆どの大人は16kHzを超えた音は認識出来ない。が、ハイレゾになってきめ細やかになり、何よりあのCD特有のキンキンでせわしない高音域がなくなりよりアナログレコードに近くなった滑らかな音の輪郭の方は、直接だとわかりにくいにせよ聴き比べればかなり把握できる。つまり、ハイレゾ対応と銘打って20kHz以上の音域が出る事を売りにした製品より、寧ろハイレゾ関係なく高解像度を謳った製品の方を選んだ方がいい。



…しまった。ただのハイレゾ講座になってしまった。毎日日記を書いてると大体殆ど自動運転なので油断するとすぐ筆の行き先が迷子になる。そういう話ではなかった。

本当なら、いちばんハイレゾで聴きたかったのはPrisoner Of Love -Quiet Version-だったのだがいつか聴ける日が来るのかな。これがかなり厳しいと言わざるを得ない。なぜなら、今年FL15がリリースされたが、ハイレゾ配信は本編の曲だけで、付属ディスクのBサイドトラックスのハイレゾ配信はなかったからだ。つまり、今後HEART STATIONの記念版が作られBサイドトラックスが付属されそこにQuietが収録されようとも、そのハイレゾが配信される確率はかなり低い。悔しい。たぶん、あの曲こそが最も高音質の魅力を我々宇多田ファンに伝えるものである筈なのに。いつか潮目が変わって総てのHikaruの音源がハイレゾ化される事を望もう。取り敢えず出たハイレゾは購入して支援々々。諦めずに頑張るぞい。