さぁて、そろそろ"警戒態勢"に入るべき時期なのかな〜という心づもりはしている。ひとつの基準、「年内に新曲を発表するか否か」でいけば、11月下旬あたりがターゲットならもう動きが出てきてもいいはずだ。最もそれは現時点での「最速のケース」であって、産休明けのお母さんがどんなスケジュールを組んでいるかによる。産後3ヶ月まではベッタリ、というのならまだ本格的に現場復帰はしていないだろうし最速のパターンは性急に過ぎるだろう。
もう少し遅れて、年内に新曲発売の発表、年明けにリリースとなればまだ慌てるような時間じゃない。2ヶ月ほど後ろに倒そう。それでもまだまだ早い位だ。
シングル発売からアルバム発売のインターバルが最も短かったのは「FIRST LOVE」でいいかな。12月9日〜3月10日だから大体3ヶ月。Utadaの場合は2ヶ月くらいだったが、伝統的にはアルバムをまずリリースしそこからシングルカットしていく手法から出発している米国での話だからあまり参考にはならないだろう。もっとも、次のアルバムが全世界同時発売なら話は別だが…。
あぁ、その点については触れておかねばならないかな。今世界のレコード業界は「全世界的にアルバム発売を金曜日で統一しよう」という動きがあり既に幾つかのビッグ・タイトルはそれに沿ったプロモーションで動いているのだ。日本はまだまだ追随しているとは言い難いが、洋楽のビッグタイトルは足並みを揃えざるを得ず同調の気配が感じられる。
前にも触れたが、アイアン・メイデンの新譜は9月4日の金曜日で、これをいち早くゲットする為にレディー・ガガが朝5時に起きたなんて事もニュースになっていたが、時差の関係で、最速で入手できたのは日本など極東の国だった。それも、実際にダウンロード販売が始まったのは9月3日木曜日の23時頃(iTunes Storeでは購入予約をしておくとダウンロード可能になればメールが届く)であり、いやはや、日本はこのシステムだといつも「世界最速」になるなぁと実感せざるを得なかった。
これが日本のアーティストにも適用されるかは未知数だが、Utada Hikaruの場合は十分に考えられる。先述のアイアン・メイデンの場合はフラゲ日の店頭販売は許可されておらず、店頭陳列開始日まできっちり金曜日に指定されていた。その為ダウンロード販売が最速になったのだが、Hikaruの場合でもこれをやられると、まずダウンロードで最速購入し、翌日に店頭でフィジカルを購入するだなんてケースも出てくるかもしれない。というかおいら多分そうしてしまう。前日の23時に購入出来てしまうとなるとその日のうちに一回はアルバムをフルで聴けるし…いや、なんだ、えらい先の話じゃないか。
しかし、えらい先の話であっても、これが具体性を帯びてくる可能性をまともに考えなければならない時間帯に入っていけるというのは、いやさ幸せである事よな。