無意識日記々

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移籍理由は何じゃろな

ジャスラックや移籍の話に邪魔(?)されてTHE BACK HORNとのコラボ・シングルの話が全然出来ていない。まぁ自分の勝手なんだけどここまで来たら来週に発売になってからのお楽しみにしちゃおうかなもう。そんなに焦るような話題でもないし。別にSONY絡んでないし。

ヒカルがソニー・ミュージック・パブリッシングに出版権の管理を委託しているといっても、どの程度の範囲まで任せているかはよくわかっていない。所属事務所が家族経営の個人事務所である事を考えると「丸投げ」しているとみるのが妥当だが、果たして。

この度EPICに移籍となって、原盤制作と出版権管理が同系列グループとなった。そうなると何か大きな変化があるだろう、とまず思うのが人情なのだが、今までの分裂状態でもそこまで不便をしている風ではなかったので、いきなり何か状況が変わるという事はないのではないか。

寧ろ、原盤権をヒカル側が持っているとすれば、同系列の方が「分裂感」が増す、という事すら考えられる。一枚岩ではない。

少し感覚的な物言いになっているが、ここらへんを厳密に展開すると著作権についての細かな事項を羅列する羽目になるのでそれでは書く方も読む方もつまらないのだ。つまり本来はつまらない話題なのだ。

別の角度から捉えてみる。こういうのの状況は時々刻々と変化するからある程度古い認識であると予めお断りしておく。幾らヒカルが出版権管理をソニーミュージック・パブリッシングに委託していると言っても、結局のところどれもジャスラックの管理下にあるから、実際の著作権料の徴収と再配分はジャスラックが行っている。出版権保持者はその既存のシステムを利用して如何に所謂版権収入をあげていくかが問われる。

で。SONY系列がジャスラックとは別の包括的著作権管理団体の創設を模索しているとしたら? 今回の移籍の最大の焦点となる。もしそうなら、ヒカルがSONYへの移籍を決断したのも「それが理由」だった可能性が出てくる。もっと言えば、それ位派手な事がないと移籍の理由が見当たらない。でなくば、前も触れた通り「一緒に仕事したい人がSONYに居るから」といった個人的な理由に帰着する気がする。

これはまぁ、「ぶちあげすぎ」である。だがそうであればヒカルがわざわざ音楽教室の話に触れて過去最大のリアクションを得た理由も透き通る。物議を醸すには醸すだけの裏付けと自信。普通の炎上芸人とは訳が違う。今回のリアクションは概ねどれもヒカルに好意的なものだったからよかったが、今後は常にそうとも限らない。そんな時に防波堤どころか自前で逆から大波で押し返す位の迫力が要求される。それをすると言うんなら面白い。

まぁ、妄想ですよ。

取り敢えず、暫くは次の新曲のリリースを待つ事になるな。別に契約開始日の3月1日に何がある訳でもないだろうし。『Fantome』後の、訳のわからない静寂は粛々と続いていくのだ。