無意識日記々

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君の推しを恨む結果にならぬよう


ゴールデンウィーク中は各地で沢山のイベントがあり、それに比例して「公演中止」のニュースも幾つか飛び交っていた。中には当日キャンセルのケースもあり、連休中ということでかなりの遠方から来ていた人たちも多く居て結構な負担を強いられてしまったようで。


こういう場合、どうしたって釈然としない気持ちが残るもので。チケット代は払い戻されても、幾つかの手数料、交通費、宿泊代などは返ってこない。振替公演がセッティングされたとしても、その日に休みが取れるとは限らない。でも推しが体調不良ではどうしようもないわよね。代理役が公演を遂行してくれると言われても、推しは唯一無二だから推すのであってねぇ。


今夏の『SCIENCE FICTION』にも、そういうリスクはあるだろう。ヒカルなら体調管理は徹底しているだろうという信頼はあっても、公演中止のリスクはそれだけではない。地震をはじめとした天災や、テロ予告などの人災、断水や停電などの不可抗力。そうそう総ては予定通りには行かない。途中香港台北公演を交える今回は種々の国際問題にも注意を払わねばならないだろう。なかなかに気が抜けない。


ということで、「公演中止の可能性」は、どんな時でも頭に入れて行動した方が、精神衛生上いいだろう。感染症禍下を経て、例えばキャンセル補償/キャンセル保険などのサービスも出てきているようだが、私は利用したことがないから特にオススメも出来ない。それはそれとして。


ならば、まぁこれは旅慣れてる人には耳タコかもしれないが、公演に遠征する場合はなるべく他の旅程も入れるのがいい。交通費や宿泊代を費やして、目的がライブコンサートのみというのがリスキーなのだ。普通の旅行でも観光地を幾つか回るのが通例かと思うが、コンサートを目的に出かける場合も、できるだけ他の観光地やアトラクション、美食巡り美術館巡りなども旅程に入れておくのがいい。であれば、たとえ公演が中止になったとしても、数ある予定のうちのひとつが変更になるだけなので、総体的/相対的な心理ダメージは軽減される。歌は聴けなかったけど美味しいもの食べて綺麗な景色が観れたからまぁいいか、と思える。空いた時間は映画でも観に行けばいいかな。


これのいちばん大事なことは、


「推しを恨まずに済むこと」


である。どれだけ信奉していようと、精神的にコンサートに全賭けしていた場合、公演中止のダメージはとても大きい。結構事前には、そうなった時の心境の変化というのは予測しづらい。もしかしたら、理由によっては、公演を催行しなかった推しに対して、図らずもネガティブな感情を抱いてしまうかもしれない。たとえば忙しい仕事を更に詰め込んで休みを取ってきたりしていたら、人の精神状態は大いに荒廃してたりするからね、通常状態なら「推しを恨むなんてあり得ない」と確信していても、過労に加えて精神的ダメージを受けた時に同じように確信できてるかどうかは、結構わからないのだ。


そうならない為にも、コンサートに全身全霊を賭けるよりは、リラックスして旅行を楽しむくらいがいいのだと思う。「そんな余裕はない!」というのもよくよくわかるけどね。余分なお金があるならグッズ買って貢ぎたいよ!というのも、そうだよねぇ。なので、「そういう考え方もあるのかぁ」くらいに、ぼんやり思っておいてくれればいい。


…だなんて余裕ぶっこいて書いてるけど、来週のSFツアー当落発表の事を考えたら気が気でなくなるので気晴らし&その気を逸らす為に痩せ我慢をしているのでした。ちゃんちゃん。



追伸:なお世代的に、当方応援する相手のことを「推し」と呼ぶのに慣れていない。今回は敢えて書いてみたけれど、なかなか馴染まんな!(笑) でもこういうのも、書いてみないとわかんないからさっ。