無意識日記々

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初恋名盤確定報告

パクチーの唄』が実は6年前の『パクチーの歌』とは直接関係無い別のトラックで、その『パクチーの歌』の方は他の楽曲のベースになっているとかはないかな?とか無駄な事を考えつつ収録曲目をまたズラッと眺めてみる。

やはり最初の『Play A Love Song』『あなた』『初恋』『誓い』『Forevermore』の先行公開曲5曲連発が目を引く。完全にリスナーを殺しにかかってるよね。「死因:初恋」とかどんだけ草津の湯でも治せない不治の病なんだか。藤(圭子)の病? 何言わせるんだくそやろう。

一曲目が『Play A Love Song』なのは予想通り…って予想した文節挿入するの前に忘れてたから実際は予想書いた事なかったんだけどそれはそれとしてこれほど収まりのいい楽曲は無いだろう。

そして2曲目が『あなた』ってのが妙に納得してしまった。なるほどなぁ。確かに、これまた収まりがいい。誰が気がついたんだコレ。いい仕事してましたね。

で吃驚したのが次の3曲目。『初恋』。今までのヒカルのアルバムでは『First Love』の『First Love』、『DEEP RIVER』の『Deep River』、『HEART STATION』の『Flavor Of Life』のように"必殺のバラードが4曲目』という法則が押し付けれるパターンが3例もあったので、今回の『初恋』も踏襲するかと思いきや。

しかし4曲目の曲名をみればこれまたなるほど、『誓い』ですか。確かに、このキラーチューンをもってすれば伝統的な(?)"4曲目の重圧"にも耐え得るだろう。名采配だ。

しかし、『初恋』と『誓い』を立て続けに並べるかね。普通こういう看板曲はアルバムの全体にちりばめて複数の聴きどころを確保するものなのだがこの仕打ち、通常のアーティストであれば(そもそもこんな楽曲を2曲用意してる時点で"通常"ではありえないけどね)「アルバム後半スッカスカになるよ?」というところをヒカルの場合「後半にこの2曲に匹敵する曲がまだあるというのね?」と言いたくなるのだから、いやはや、もうなんというか、恐ろしい。

そして5曲目の『Forevermore』でトドメを刺すという訳だ。想像しただけで身震いする。既にこの時点で名盤確定である。もう前半だけで降参だよ。