無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

うたマガの見た目が要なのだが

コラボ企画ひとつひとつの内容には何の不満もないが、全体として攻められてくると「…で、アルバムの中身は?」という所が置き去りになる印象を抱いてしまう。まぁそんなのこちらの心の持ちようひとつなのだが。

折角だからまた歌詞を呟けるようにしといてくれると有り難いんだが、或いは、兎に角聴いて貰えさえすれば気に入って貰える自信があるから今はひとまず「手に取って!」とだけアピールできれば正解なのかもね。

やっぱりいちばん沢山の人の目に触れるのは地上波テレビなのだろうから、見た目で訴求するコンテンツが必要だ。こちらは歌と音楽という耳に訴求するコンテンツをメインにしているのだからそれを直接となるとなかなか難しい。結局、本人が出演して話して歌うのが、当たり前だが、いちばんのプロモーションとなる。

今回のコラボ企画はどれもがパッと見のテレビ映りが映えるものばかり。コラボカフェは店内の装飾や奇異なメニューなどのビジュアルが強いし、ARくまちゃんは言うまでもないだろう。タワレコポスターも「あの黄色いヤツ」と言えば伝わる(?)のだし、内容勝負のうたマガだって表紙をバーンと映せばいい。宇多田書店も本屋の一角を占めているカットが目に入れば「気合い入ってるなー」と感心できる。どれもテレビで直接取り上げ易い。

…という書き方でわかるとおり、フリーペーパーと宇多田書店に関しては、内容重視の、本来のコンテンツである音楽により近い企画となっている訳だ。特にうたマガはここにオフィシャルインタビューを持ってくるという暴挙に出た。ここは梶さんが来ていないだろうから思い切って言ってしまうと、「スマホで何でもタダで読める時代に有料紙媒体である雑誌にインタビューを載せても訴求力が弱い。同じタダのうたマガなら、CDを買いにきたついでに高確率で手にとって貰える。何しろ、読んで貰わないと始まらない」といったところか。

「CDを買いにきたついで」というのは、『初恋』を買いに来た人は勿論、ヒカル以外のCDを買いに来た人にも狙いをつけている。雑誌だって立ち読みすりゃいいんだがなんだかんだで肩身が狭い。フリーペーパーなら手に取った瞬間自分のものだ。遠慮なく立ち読みできる。それを読んで『初恋』を買ってみようかなと思う人だって出てくるだろう。発売日にも縛られずにピンポイントで投入できるし、ありていにいえばろきのんよりやくにたつとはんだんしたのではないかな(なぜかひらがな

敢えて書き方を過激にしてみたが、テレビで表紙を宣伝しておけば店頭で手にとって貰える確率は格段に上がる。パクチーノの「む」のインパクトと共に目印となるうたマガの表紙も宣伝してくれると有難い。普段テレビ観てないのにこんな事言っててすみません。お互い様ではありますが。