無意識日記々

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知らないけど、大丈夫。大丈夫。

前作のオープニングナンバー『道』での『song』は『You are every song』だった。そして今作のオープニングナンバーは『Play A Love Song』だ。

前回、"play"には「再生する、演奏する」の他に「演じる」の意味もあると書いた。『道』にしたがって"you=song"であるというのなら『Play A Love Song』は「君を演じる」と読み換える事も出来るのだ。

勿論これは飛躍である。そもそも今は主語が『we』なのだし、私たちがあなたを演じる、というのは無理がある。何人出てくるねん。

『道』での主語は『I』だった。だからこそ『I'm not alone』と歌わなけれならない必然性が生まれたのだし。しかし、それと同じ強度で『You are every song』とも歌っているのだ。

「あなた」が「歌」、それも「どの歌もあなただった」とはどういう事か。2年経っても正解はわからないが、ひとまずそうなんだと飲み込んでおく事にしよう。

実際、『Play A Love Song』は、『初恋』が恋を知る歌だったのに対して『他の人がどうなのか知らない』だの『僕の親がいつからああなのか知らない』だのと『知らない』を連呼する歌である。我々もまた不可知の入り口から入っていけばよいだろう。