無意識日記々

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前回のエントリを整理し直す回

つまりEVAQの主題歌の最大のライバルは序破の主題歌だという事を言いたかった訳なんだが。

流行の移り変わりの激しい日本のアニメの世界で、EVAは寧ろトレンドを動かす方のポジションだ。時代性を意識して他を追従しようとしてもうまくはいかない。泰然自若と構えて、それでいて新しい何かを提示しなければならない。

その意味において、今までのバージョンのBeautiful Worldを"古くさせる"事はEVAQ自身の力によるもの、と考えるのが理想である。

あからさまに言えば、あそこまでの作品にとって主題歌というのはそこまで重要なポジションでもない。名曲である事よりもまず世界観を壊さない事が求められる。

とはいえ、BWPbAMが受け入れられたのは序でBWが定着していた事がとても大きい。序と破の対比において、そして、どこまで計算していたかはわからないが破のエンディングの流れにおいて、BWPbAMは秀逸であった。この序と破のエンディングという2つの曲に対する思い入れと思い出を背負って次の"3曲目"が登場する。そうなってくると、EVAQがどこまで序破の世界を"打ち破って"くるかが分かれ目となる。

流れるような展開をみせるならやはりBWの別バージョンが妥当だろう。価値観がひっくり返るような話の展開があるなら…あれ、それでもBWの方が面白いかも。連作全体に繋がりを持たせる為には、"同じ歌でありながら違う曲"というのは新劇版に相応しい。序で殆ど旧劇版と同じかと見せておいて破に至る頃にはまるで違う物語に転化していった。同様に、主題歌の方も同じ歌でありながらまるで違うサウンド、まるで異なるフィーリングを提示してみせた。となれば、更に"違う曲"で話を進めていくのがスムーズだろう。

新しい曲を使ってくるなら、BWと併用がいいだろう。既存曲に"嵐の女神"というEVAにピッタリの曲がある、とは何度も指摘してきた。いや使うなら4作目でもいいとは思うんですけどね。

心配なのは、旧劇版との"対決"で残テが登場する場合、多分ギャグみたいな雰囲気になる事で…。BWと並べるとどうしてもアニソンとしての雰囲気が異なる。余程うまくやらないと"共演"は難しそうだ。

いずれにせよこうやって妄想していられる時間もあと1ヶ月あるかないか。公開までに新情報が出ればまたそれに沿って話の矛先を変えなければならない。向こうの"釣り糸"に引っかからないよう、疑心暗鬼で臨まねば…。(ぶつぶつ)

前作から3年、前々作から5年か…。あと、一息だな。こっからがやたら長いんだけどなっ。