無意識日記々

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33,537回 海路


最初これを見た時は目を疑ったね。てか未だに「13万回の間違いじゃないの!?」と思ってる。あのBLUEが全64曲中61位って。準タイトル・トラックだというのに。途中何年間かアクセス不能になってたとかじゃあないのこれ。せめてDISTANCEと同順位くらいにはなってると思ったんだけど…。兎に角、uta-netは誰でもアクセスできるサイトなので、こちらの方が我々の"偏った"見方よりよほど世間の認識を正確に捉えている筈。こうなっている、或いはこのようにきている、という事は肝に銘じておくべきだろうな。

打って変わって62位は“はやとちり”。こちらはここに来てくれないと困るよね。アルバムに入ってるのはリミックスだし、基本、昔で言うところの「シングルのB面でしか聴けない曲」なのだから。存在自体知らない人も多かろう。あと、「宇多田ヒカルで好きな曲は“はやとちり”」と言うと「お、しぶいねぇ」と返されて通ぶれるという特典もあるからここはぎっちり押さえておきたい。

63位、ブービー賞は“One Night Magic”だ。これについては何とコメントしたらよいのやら。ライブでは“One Night Magic 〜 Celebrate 〜 traveling”みたいな"必殺ダンス・ナンバー3連発"を期待されている曲だと思うのだが、単純に歌詞のテーマが不倫だか略奪愛だか、およそ宇多田ヒカルがファンに求められていないテーマを扱っているというのが何気なく大きい気がする。何だかんだ言ってもこれは"歌詞閲覧数ランキング"だからね。歌詞に興味を持って貰わないと始まらないのです。

そして栄えある栄光の最下位は64位の“海路”。何か、最下位とか回数がいちばん少ないとかよりも、この曲が最後のオーラスをしめてくれるという展開自体がしっくり来ていて嬉しい。そういう雰囲気だよねこれって。だからアルバムでは次にWINGSのイントロが流れたらぐっと来るんだがそれはさておき。

思うに、この“海路”という曲は、従来からの宇多田ヒカルファンには受け入れられ難く、逆に、パブリック・イメージから宇多田ヒカルを最初っから避けている層の方に受け入れられ易い曲なのではないか。要するに究極のミス・マッチなのだ。誰が「宇多田ヒカルといえば日本昔ばなしだよね」と"鬼"や"かくれんぼ"が出てくる歌詞を想像するかと。日本に"R&B"という言葉を普及させた人なんだから。だから、これでいいのである。これで、いいのだ。


ふぅ、一応最後まで見て来た。なんかまた曲抜けてないかな〜それが心配なんだけど、次回もう一度総評を書いたら〆だな。乞う御期待。