無意識日記々

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シングル・イシュー

先行シングル、と毎度無批判に書いているが、これが本当にあるかどうかはもうわからない。

3年前の時点ですら、CDシングルは発売されなかった。5年前もだ。7年前のPrisoner Of Love EPまで遡らなければならない。常識的に考えて、「もう無い」と考えるのが妥当だろう。

5年前のSCv2は「プロモーション期間の都合で」などと理由をつける事も可能であったが、3年前の桜流しは万全のプロモーション体制(※本人無稼働前提)で臨んでいたので、スケジュールがどうのこうのではなかった。単純に、CDシングルを発売するのが得策ではないと判断されたのだろう。

なぜDVDシングルのみだったのか。ただ映像を届けたいというのなら、お馴染みのCD+DVDスタイルでリリースすればよかったのだ。それすら忌避したい程にCDシングルリリースは、なかった。

理由は幾つか考えられる。DVDシングルならチャート成績が話題にのぼらない。あクマでPVを購入したいという"奇特なファン"を相手にした商売だと。これがCDシングルになってしまうとどうしても枚数や順位で勝負をかけているように見えてしまう。そういう"誤解"を避けたかったと。


ならば、次のフルアルバムはどうか。5年前は単品、3年前はシングル・コレクションの"おまけ"として(どう考えてもメインだったけどな)新曲が扱われた為事情が違っていた。今度は、7年前の続きである。同じかどうかは、わからない。

桜流しは発表即配信だった。YouTubeでのフル解禁と配信販売を同時にスタートさせた。今のスピード感はこれである。昔のように発表から6週間後に発売だなんてその頃にはもうみんな忘れてるよ。

まずは、この方法論の踏襲が可能性としてはいちばん高い。3年経った今はそれに加えてストリーミング・サービスへの参加とハイレゾ配信も加わるだろう。同時かどうかは別として。

本来なら、ハイレゾCDシングルが規格化されるべきだったと思われるが、結局はハイレゾも配信販売が主流になった。うーん、こう考えていくとCDシングルの出番がないな。

CDシングルをリリースするなら「一風変わったおまけ」をつけなくてはならないだろう。それも、シングル・コレクションをまるまる一枚つけるくらいのインパクトが欲しい。無理か。いやでも最近は1時間もあるDVDがついてたりするのだが。

CDシングルマーケットは何をつけるかの争いであって、CDは入ってなくても構わない。ハイレゾ配信の方が音いいんだし。その"空気"に敢えて乗り込む必要はやはり無いと思われるのだが、どうだろうか。もう暫く様子をうかがってみますか。