無意識日記々

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移籍話

2017年の2月もあと2日足らず。宇多田ヒカルの"ユニバーサル/ヴァージン・エラ"があっさりと終焉を迎える。呆気ないものである。

2010年にEMIと世界契約した折には「復帰したら世界中で活躍するのだろうか」という予測・期待があったが、それがアルバムたった一枚で終わるとは夢にも思っていなかった。そもそも、移籍という発想がなかった。レコード会社が手放す訳がないし、チーム宇多田を解体するリスクも今更考えられなかった。梶さん沖田さんは幾ら出世しようが会社員は会社員、そうそう会社を移れるもんでもない。第一、誰が宇多田ヒカルとの契約を一枚こっきりにするかね。どういうトリックを使ったのやら。

決まってしまった事は仕方がない。今と先を見よう。と言っても、ファンレベルで何かを変えるというのは別にない。商品番号が変わる位であとは何も変わらない。イベントやライブに行ってもそこらへんに居らっさるのはいつも通り照實さん、梶さん、沖田さんだ。何か変化があるならお三方が定年退職とかした場合だろう。そっちの方がよっぽど影響が大きい。

SONYへの移籍が何を睨んでのものだったかは、未だにわからない。もしかしたら、永遠にわからないかもしれない。たらればを後から言っても仕方がないし。ただ、気になる要素は確かにある。前に触れた出版権とLAリードの話だ。要約すれば、それぞれ国内と国外の事情である。特に後者は、時系列的な説得力がある。LAリードがEPICに移籍したニュースが流れたのはヒカルがEMIと世界契約を結んだのより後だからだ。ただ、いずれにせよ彼は"ユニバーサルではない会社からユニバーサルではない会社に移った"だけだったので、これがヒカルのEPICお引っ越しの第一動機になる感は薄い。読み切れない局面だ。

明後日3月1日にどんな変化があるのか。梶さん沖田さん(と、更にまだ移籍組の方々がいらっしゃるかもしれない)がどのタイミングで引っ越すのか、同時なのかちょっと遅れるのか大分決まるのか。まずは、そう、utadahikaru.jpの中身がどうなるかだ。大体のページのURLは変える必要が無いだろう。なので全く変化はないかもしれない。一方でTwitterの@hikki_staffのアイコンは顔にEMIと書いてあるから変えねばねという事らしい。

劇的なのは移籍即日新曲発表だが、普通に考えると契約前にSONYの中の人たちと仕事が出来てる可能性は低いので、常識的に考えればありえない。しかしそもそも今回の移籍自体がありえなかった話なので油断は禁物。明後日の夜かどこかでは起きててないといけないかもねぇ。

ただ、エルミタージュ美術館展はどうするのだろう。来月18日からである。SONYに居る身でプロモーションに協力する事ができるのか。楽曲提供だけで既に話が終わっているのか。はてさて。

まだまだわからない事だからけなので以後も少しずつ情報を整理していこう。考え過ぎないのが最適だと思うけどね。