無意識日記々

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"長生き"の秘訣

目下上陸中の台風21号はアメリカ名をラン(LAN)ちゃんと言うそうな。嵐(らん)からとったとかとらないとか。台風に名前をつけるというと「ドラえもん」のフー子ちゃんを思い出してしまうのですが歳ですかね。

衆院選の投開票と重なってえらく賑々しい情報合戦になっていたようだが、投票を済ませてしまえば後は何をするでもなく。水害の心配をしなくてもいい土地に住んでるからというのもあるんだが。戦闘機や輸送機の墜落、暴走トラックの突入なんかの方が余程心配だわい。

iphoneXの顔認証技術の精度が十分高いのなら、電子投票の実現も…とか一瞬考えたけれど、技術的ハードルより政治的ハードルの方が遥かに高いので要らぬ心配だわな。

理屈は幾らでもつけられる。もっともらしい理由なら幾らでも。毎日理屈ばかりこねてる人間が言うんだから間違いない(笑)。

選挙のたびに「Hikkiは今回どうしたんだろうね」という話題が出る。在外者投票(というネーミングだったかは定かではないが)に失敗した経験談がたんまり読まれたせいか…いやそれもう14年前の話やないか。

でも、長く生きてきたからわかるが、情報や知識に対して時間や時期はそれほど重要ではない。14年前でイメージが止まっているならば、それは"つい最近"と何も変わらない。重要なのは「情報更新頻度」なのである。対象に対して何回アクセスして情報をアップデートしたかで時間の感覚は決まる。対象にアクセスするだけではダメである。ルーチンワークになればなるほど、情報のアップデートはなされない。新しい情報が得られないからだ。そして日々の生活でルーチンワークが増えれば増えるほど1日の中で情報更新頻度が落ちていく。

2つの問題がある訳だ。ひとつは、対象に対する印象だ。宇多田ヒカルの歌を最後に聴いたのが『Automatic』の人にとって宇多田ヒカルは今でも15歳のままである。実際の時間経過は関係がない。そんな人が『あなた』を聴いたら「大きく変わったな!」と驚くだろう。見た目の若さに対しては反対の驚きがあるだろうが。

もうひとつは、お馴染み。年をとればとるほど時間の流れが早く感じる話だ。対象に対する情報更新頻度は対象の時間の流れの認識だけでなく、更新主体の時間感覚にも影響を及ぼす。主体の行う全情報更新の総体が主体の時間の流れの感覚を形成するのだ。よって、ルーチンワークの多い人ほどあっという間に時間が過ぎ去る。


即ち、新鮮な経験を日々重ねる事が"長生き"の秘訣である。新しい歌を探す日々は、確かに中々日が経たない気がする。気のせいかもしれないが、時間の感覚なんて気のせいの集大成。気にせず生きる事にする。