無意識日記々

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「沢山喋りそう」を1200文字で

今回のトレボヘスペシャルに関するプレスリリースから読み取れる(かもしれない)のは、ひとつの体裁として、番組を「1999〜2000年当時のレギュラー放送の続編」と位置付けるつもりなのかな、という点だ。

言い方が堅苦しいか。ちょっと砕いて記そう。

前回2009年のトレボヘスペシャルは、日本でも有数の(いちばん有名な20人のうちの2人と言ってもいいだろう)音楽評論家/DJである渋谷陽一ピーターバラカンを迎えて徹頭徹尾音楽について語った2時間番組だった。InterFMの『Kuma Power Hour』も同様に、ヒカルがひたすら曲をかける1時間の音楽番組だった。『ファントーム・アワー』はその名の通り、当時の最新作である『Fantome』("o"にはサーカムフレックスがつく―って俺この注釈書いたのいつ以来だ?初めてかもわからんね)をプロモーションする番組だったから同作からの曲をひたすらかけた。先述の通り、ハイライトは藤圭子だったけれども。

つまり、なんかここ最近(て十数年単位だけどな)ずっとヒカルのラジオって生真面目な音楽番組だったのだ。

レギュラーの『トレビアン・ボヘミアン』はそうじゃなかった。『This week's Top 2』がデデンと毎週あるからその分曲は沢山かかるのだけれども、リスナーからのお便りを交えた他愛のないやりとりもまた番組の魅力だったのだ。そこまで音楽音楽した番組じゃあなかった。

今回レギュラー放送の続きっぽい雰囲気を漂わせているのは、そういう事なんじゃないかと。『トレボヘスペシャル2018』は、もっと砕けた番組構成になっているのではなかろうか。

≫≫≫ 番組では早速本日5月14日より、番組へのリスナーからのメッセージを募集中!
≫≫≫ 「ずっとやり続けていること」や「宇多田ヒカルへのメッセージ」「アルバム『初恋』そしてツアーへの期待の声」など幅広く募っています。

受け取ったメールにはこう書かれていた。お便り募集中である。ヒカルの選曲が肝だった『Kuna Power Hour』ではそもそもリクエストを受け付けていなかった。たったひとつだけ受け付けたのが父親からの一通だったのは笑うところか。それ身内というか制作側やんな。

それが今回はこうやってリラックスした感じで皆の、きっと他愛のない話を募集しようというのだから、番組のテイスト自体をレギュラー当時のものにしようとしているのでは?という推理はそんなに的外れでもないだろう。

恐らく、昔からのファンの中にも「よくわからない洋楽ばっか流れてきてヒカルがあんまり喋らないラジオ」に辟易しているクラスタがかなりの厚みで居る筈である。今回漸くその人たちの溜飲が下がるチャンス。思い切って2時間1曲もかけないのも面白いかもしれないが流石にそれはSONYとRIAが許さないか。SONYがスポンサーになってくれればCMを入れなくていい代わりに曲かけなきゃいけないし。まぁヒカルの曲なら不満は出ないだろう。当たり前だけど。


そんな感じで、今回のテイストは引き続き『ほどほど』なんじゃないか。楽しみだわ。