映像で『ぼくはくま』を観れてほっこりし過ぎて溶けそう。
つくづく、「なぜ前回歌わなかった!?」という思いでいっぱいでござる。『Utada In The Flesh 2010』ではホノルルとボストンのみだった為ニューヨークとロンドンを収録した映像商品には含まれておらず、今度出るクロニクルズ再発分の中では2010年の『WILD LIFE』でのみ聴ける。
テレビ出演まで含めると2008年3月30日放送の「Music Lovers」が初出かな?合ってる? SMAPxSMAPは…2008年4月14日か。他になんかあったっけか。(時間がないので検索終了)
そんなこんなでかなりレアなヒカル生歌唱の『ぼくはくま』、今回何がやられたってジェスチャーですよね。左手を頭に当てて「くま」のポーズ。最高に可愛かったです。41歳にしてあれが妙に堂に入ってるのは、私が推測するに、ダヌくんと小さい頃からああいう仕草をして一緒に歌ってきてたからだったと思うんですよね。
これ凄く大事なポイントで。ヒカルが人間活動からミュージシャン稼業に復帰したのって、彼を妊娠したからだったので。「こどもができた!仕事しなきゃ!」って。彼の存在が今のヒカルを歌わせている。例えば『あなた』という名曲も生まれなかった。
しかし何より、「自分で作詞作曲した童謡を我が子と一緒に歌って踊る」って、音楽家冥利に尽きると思うんですよ。、、、あぁいや、ここまで全部私の妄想なので、「ダヌくんに『ぼくはくま』を聴かせてみたけど無反応だった」という哀しい現実が実際には横たわってるのかもしれませんけどね。でも、あの仕草の自然な可愛さは、我が子に対する優しさで生まれたものにみえちゃったので。『WILD LIFE』の時にはなかったしね。
前回(2018年)やらなかったのは、つまり、彼がまだ3歳とかで、『ぼくはくま』をまだ歌ったりできていなかったからでは? コリアンダー言わせるのも大変だったみたいだし。そして、その後に歌ってくれたので今回セットリストに加わったのでは? そんな仮説を立ててみたくなったのでありましたとさ。でも何より、理由が何であったとしても、ヒカルが滅茶苦茶楽しそうだったので、もうそれで大満足でしたわ。いちばん何度も観返すことになりそうですSF映像の中で。
んで余計な追記。今回は『誰かの願いが叶うころ』で前半が終わって幕間にアニメーションがステージ上で映されるという構成だったんだけど、そのアニメをあんなオチにしといて後半1曲目が『ぼくはくま』じゃないって、一体どういうことだったの!? 当日もそれをみて「おいおい、もうさっき歌ったやん。2回目いっちゃう?望むところよ?」とか思ってたら『BADモード』が始まったので興奮してそんな思考は飛んじゃったんだけど、もしかしたら当初は第一部が『time will tell』から『COLORS』まで、第二部が『ぼくはくま』から『君に夢中』まで、+アンコールって構成だったかもしれないね。もしそうだとすると第一部11曲、第二部10曲、アンコール2~3曲で23〜24曲っていうバランスの取れた配分だったからさ。なのでちょっとここは、未だに不思議よ?