無意識日記々

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ちょい、いんたーみっしょん

歌詞構成の話は一旦中断して。

今年のライブツアーのチケットに関してはまだまだ不確定要素が多いが「ひょっとして多々買っても意味がないのかな?」という雰囲気は醸されている。ここで不信感や疑心暗鬼が生じているのは、例えば2年前に『Fantome』を『通常盤仕様1形態』と断じて売り出した時のような矜持と歯切れのよさが感じられないからだろう。

今の御時世、リスナーに多々買わせないのは勇気が要るどころか無謀ですらあるし、場合によっては背信行為だとして断罪される恐れすらある。

本来なら、CDに「特別先行抽選なんとか券」をつけるのは、その1枚のCDをなんとか買って貰おうとしてつける"おまけ"のようなものであり、それが目的ではなかった筈だ。その大前提を忘れている人すら居る。この現象をビッグワンガム現象…じゃわかりにくいからビックリマンチョコ現象とでも呼びたい。チョコを買ってチョコを捨ててカードをとる。それをこの十数年、大人がCDでやっている。

それが悪い事だとは思わないし今やそれが常識だ。でも、だからこそ「CD多々買っても意味ないよ」というメッセージは、もっと誇らしげに言わないと伝わらない。誇るべきか否か、いいか悪いか以前にそもそも伝わっていないのだ。もう完全に末期症状なのだが、残念ながら認めるしかない。

最初から「CDは1枚買ってくれれば結構。ツアーのチケットはあクマでおまけの懸賞です」と大々的に宣言しておけば更にヒカルの株は上がっただろう。それをしなかったのは単純に時間や人手が足りていなかった&きっと今でも足りていない、からだろう。そこまで踏み込めなかった。或いは話し合いがかなり込み入って関係者皆が未だに混乱しているのかもしれない。はっきりしないのは、はっきりしていなかったからだ。

まぁそういう憶測による見立ては置いておくとしても、これからは「2枚以上買っても当選確率は上がりません」とハッキリ言わなくてはならない。「複数応募は1回とカウントする」なんて言い方じゃ、伝わってないと思うぞ。もしここに何らかの抜け道があるんならそれこそ紛らわしい。問題だ。皆ツアーを楽しみにしているが、当たらない事だって織り込んでるよ。より大事なのは、当選者を出す事ではなく、落選者が納得する事なのだ。それを怠ると如何にコンサートの内容が素晴らしくともその喝采は打ち消されてしまうだろう。本当に気をつけて貰いたいのよさ。