無意識日記々

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僻みながら安らぐ面倒臭い男心よ

昨晩。動画のツイートするなんて珍しいと思ったらジャズ・ピアニストのビル・エヴァンスで、しかも『crushing on him』『恋してる』だなんてヒカルが言ってて何事かと色めき立ったが後で落ち着いてから動画を観てみた(44分もあったからね)ら、なんだ、ビルがヒカルの好みのタイプってだけじゃねーか。細面の面長で神経質そうな、作家で言ったら芥川龍之介みたいな…ってそれだったら“キリヤンやキコみたいな”って言った方が早いな。それだけのことだった。


僻み。


でも、あたしもビル・エヴァンスの動く姿を見たのは初めてだったんで、へぇこういう人だったんだと暫し釘付け。音の通りの上品さと繊細さ。音のイメージとちょっと違った神経質そうで生真面目な部分。もっとおおらかで優雅なタイプかと漠然と思ってた。まぁ言うほど彼の音を知らないんだけど。顔面も含め彼がこういう人物だと知ってたらヒカルが恋するのも宜なるかなとか切り出してただろうな昨日。

残念ながらもうビルは歴史上の人物なのでここから2人の恋模様が始まる、なんてことにはならないのだけれど、そういうところは、なんだろう、たった1回の呟きで言うのも無茶なんだが、母親になっても変わってないんだなと1人納得してた次第。特に顔の好みが変わっていないというのは信用出来る。自分で言ってて意味不明なんだけど。

人はどこまで“好み”で出来ているのか。異論噴出なテーマだが、なんだろう、好みが変わっていないうちは人が変わっていないという気はする。したい。気がしたいってなんだよ。

ヒカルの食の好みは昔と随分変わった。音楽の趣味は昔から今に至るまでずっと意味不明だ。しかし男の顔の好みが変わっていないとすればそれだけでかなり妙に安心する事が出来そうな感触がある。だってねぇ、宇多田ヒカルブラックボックスだから。お楽しみボックスだから。次に何が飛び出してくるかわからない。毎度それを面白がらせて貰ってるんだけど、偶には“安心”するのも悪くない。ビルは動画の間中心中イライラしっぱなしに見えたけど、観ているこっちは微笑ましかった。ヒカルは変わってないんだな〜と的外れなことを思いながら。いつもあんまり言わないけれど、私って安心も結構好きなのですよ。