無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

プログレ話後編

例に出したバンド達はその幻想的な持ち味をある程度抑えて、或いは隠し味にする事で"セルアウト"に成功した訳だが、光の場合Passionで魅せつけたスペ(イ)シャルなサウンドの威力を殆ど損なう事なく本来のリズムとキャッチーな日本語メロディを融合させた。ココ迄ハイレベルな所行を私はちょっと知らない。層を幾重にも敷きながら透明感を貫いたサウンドは大地の慈悲と大空の自由の狭間に独り佇む人間の小ささを浮き彫りにし、ソレでも愛を力一杯叫ぶWild-Vitalなエネルギーを優しく包み込んで時の流れを真っ向から描写する。アーティストシップ&ポピュラリティを両立させるこのセンスは神業という他ない。