アルバムタイトルがドイツ語なんで読み方がわからん(汗)。トデッゼンシュヒト、かな?なんのこっちゃ。なので普段は米盤のアルバムタイトルだった「Longing For Death」という名で呼んでおります。ドイツの5人組
デスメタルバンド。ちょうど
デスメタルが拡散の時期にきていた頃の作品で、当時聴いたとき
はえらくテクニカルなことやってんなあと感心したものだが、今聴くと、「正統派」といって差し支えないテクニカル・デスをやっている。(チャック・シュルディナーの)DEATHをもうちょい複雑にして粘度を上げた、という感じ。この度、LEAVE'S EYESのギターが元々在籍していたバンドということで聴いてみたが、なるほど、ギターの音がおんなじだ。これは随分と音質の悪いアルバムで、でも当時は「音質の悪さも
デスメタルの武器のひとつ」なんて無茶なことが罷り通っていた時代だから、そういうもんかと思って聴いていた。
静と動のコール&レスポンスでサビを構成するというアイディアが光る2曲目の“Gpdless Years”とイントロダクションからこのバンドから出るアイディアを総て詰め込んだかの複雑な展開から暗黒の憧憬を描き出す絶望的なサビに拓く6曲目の“The Sky Turned Red”がハイライトか。確かに、この構成力はLeave's Eyesに通じるものがある。音質がよくないので2点ほどマイナス。
(79点)