出だしから集中力の高い演奏と楽曲で凡百とは一線を画する存在感をみせつける。シンフォニック&の
ネオクラシカル・
プログレッシヴ・
ヘヴィ・メタルというありそうでなかったジャンルを開拓した先駆者としての意地は、デビューから15年経過して益々衰えを知らず貫き通し続けられている。EveOfSeductionの強烈なフックで山場を迎えたと思ったらJudasuPriestの
Painkillerみたいなリフを挟みながら更に“Seven”の歌メロでもう一山作るこの作曲能力。素晴らしい。ピアノの使い方がうまく、ひとつひとつのアイディアがアルバム全体のダイナミズムに貢献している。このドラマティックさが一流の証。あとはもうちょっとキャッチーになれば、日本でも爆発しただろうなぁ。ちょっとダーク過ぎるのも痛い。まぁいいや。質はとても高い。世が世ならDreamTheaterのよい好敵手になっていたことだろう。点数は適当。201201292003追記。
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