1995年発表の2ndアルバム。Magellan、Cairoときたらこのバンドを紹介しないわけにはいかない。マイク・ヴァーニーによる
マグナ・カルタレーベルの初期御三家である（私が勝手に言っている）。しかし、このアルバムの名盤ぶり、聴き直してみてまたも痛感。ここ数日聞いてきたどのアルバムよりも、楽曲の完成度という点では抜きん出ている。本家本尊たるYESや
EL&Pと較べてもそうだ。特にアルバムのラストを飾る７つのパートからなる23分にも及ぶ“Ghostship”は圧巻の一言。私も自分で曲を書くにあたって、この曲のことはかなり意識した。といっても、両方ともIRON MAIDENの“The Rime Of The Ancient Mariner”の強い影響下にあるってだけなんだが。大作主義を貫くときに水・海・航海のイメージは非常に心強い。、、、なんて話をし始めると長くなるからこのへんで。ともかく、先達のような強烈なオリジナリティはないものの、エンターテインメント性という点では後発の方が優れているということを身を以て示した好例である。でも、こういう作品って滅多にないんだよね。点数は適当。しかし、いや凄いわこれは。１７年前の作品です。(
90)
