無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

クレーマでもステマでもなく

郵便や電話、インターネットと双方向の情報伝達が進化するにつれ、バランスを失っていってるなぁと思うのがクレーマーの存在とその対処法である。何か問題を見つけた時にわざわざ労力をかけて指摘してくれるというのは本来ありがたい存在なのだが、そのかける労力の莫大な軽減に伴うクレームの増大により、従来に比して反応が過剰になりつつある感が否めない。

本来、そういったクレームの大半はただの愚痴であって、個々のクレーマーのストレス発散みたいなものであり、いわば飲み屋談義の延長線上にあるに過ぎない訳で、その中から有用なクレームを拾えるかが肝なように思うのだが、今は評判メカニズムの中で如何に生き残るかが課題になっている為兎に角クレームが来ないように々々々々々々と予防線を張るのが基本になっている。

その裏をかいて、というべきかどうかはわからないがネット上では炎上マーケティングと呼ばれる手法も登場(?)、わざと問題を発生させて衆目を集めるなんてケースも出てきた。半分は冗談だろうが、いずれにせよ「人は文句をつけるものだ」という先入観が根付いている。

その対極にあるのがステルスマーケティングで、今度は何かを褒めればステマとレッテルを貼られるようになった。まぁこの場合の対処は簡単で、自分からステマですと言ってしまえばいいのだが(自分でステルスと表面するとステルスにならないので)、それでもなんだか窮屈な感じが否めない。やれやれ。


基本的に当欄は光のやってる事を褒め称える事で構成されているように思うが、それは結果論であり、彼女がそれだけの事をしてきたからに他ならない。クレームめいたものも少ないものの…あんまりないか。兎に角、ただ思った事、気が付いた事を書いているだけである。案外(?)計算じみた策略っぽいものは存在しない。駄洒落をはじめとした言葉遊びなんかは時々隠れているけどね。クレームでもステマでもないスタイルでひとの事を評し続けるコツは…テーマの選び方だろうな。光の事を書く、と何となく決めている、決まっている時点でそういう俗世の呪縛からは解放されているのだ。恵まれているとしか言いようがない。