無意識日記々

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フィジカル=物理的な媒体

よもやのフィジカルCDシングルの発売でファンは色めき立っているが、当然数字はそんなに出ないだろう。単純に「キングダムハーツファンのグッズコレクションの一環として」買って貰えるのを当て込んでいるだけだ。

…と言い切ってしまうのは少し寂しいか。今はダウンロードランキングも充実しているので幾らかは数字が比較出来る。1月にどれだけフィジカルが望まれていたかがわかるのだ。まぁ今はそれでいいのかな。

望ましかろうが望ましくなかろうがノイジーマイノリティ(口うるさい少数派)の言うことを真に受けていたら碌な事が無い。テレビにクレームを入れる人が多数派の代表である保証は無く、だからといって相手にしないわけにもいかない。結果、大多数が望んでいない展開になったりもする。

「フィジカルが欲しい」という我々は、本来レコード会社にとって有り難い存在だ。ストリーミングやダウンロードよりも遙かに利益率が高いので。しかしそこは商売。幾つかの算盤を弾いて旨味少なしと出れば御破算となる。これはテレビへのクレーマーより扱いが悪い。有り体に言えば無視されているのだ。「少数派といえども視聴者の声。無碍には出来ない。」みたいな事を言われたりはしない。ちょっと切ない。

今回はひっさびさにそれに応えてくれた訳なのであまり捻くれずに素直に喜ぼう。その為には、出来れば来年までにフィジカルシングルの集計を廃止して欲しいというのが論理的帰結なのだが残念ながらその兆候はない。(そりゃそうだ) 仕方が無いのでその時は(まぁ結局)素直に落胆しておこう。

本当ならここで「今後もフィジカルシングルをリリースして貰うために複数枚の購入を」とかとか呼びかけるべきなのかもしれないがそれは私の趣味じゃないのでしない。そうね、せめてフィジカルを1枚買ってても一方でダウンロードも買ってあげるとか、それくらいならしてもいいんじゃない、かな。なんかしておかないとまたフィジカルシングルが途絶えちゃった時に後悔するよ。無理はしない範囲で自分の気持ちを表現・伝達しておきましょう。