無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

妄想パターンの出尽くした話。

明日EVAQ前売り開始か。封切りも11月17日にfixされたし、もうそんなに焦る事もないかな。そもそも映画に主題"歌"って必ずしも必要なものではない。とはいえサイレント映画の時代から音楽が重要な役割を果たしているのにはかわりない。そもそも"BGM"という概念が人工的恣意的であって、日常生活じゃ突然空中に音楽が流れ出す事なんてまずない。そういう意味では音楽は映画をとても映画たらしめている。

内容が続きものの4部作で、そのうち最初の2作で同じ歌を使ったのだから他の歌を起用するのは不自然である。変えるとしてもアンサーソングやらPart 2やら、何らかの関連性がないとしっくり来ない。そういう意味では破の時に沢山曲を使うという選択肢を放棄してBeautiful Worldと心中する覚悟を決めた、とみるのが妥当な所か。

映画の側からみていると、ほぼ旧劇版をなぞった序から一転、新キャラを交えて新劇版ならではの内容で攻め立てた破への変化の中で、「同じ作品の筈なのに全く違って響いてくる」リミックスという手法は的確だった。EVAQでは、さてでは旧劇版と新劇版の関係性は一体どうなっているかという点が注目の的であろう。それらは全くのパラレル・ワールドで接点を持たぬまま新劇版は新劇版で物語が進んでいくのか、或いは多くの人々が指摘するように、"2人のアスカ"が激突するような、旧劇版と新劇版の混じり合いがみられるのか。ヒカルが自らのことを"アスカにいちばん近い"と語った事は象徴的である。となれば、アスカが2人出てくるのならば主題歌は一体どうなるのだろう。或いは序から破への流れを包括するという点でBeautiful Worldのオリジナルバージョンとリミックスバージョンの合体とか、或いは、技術的には非常に困難だが残酷な天使のテーゼとの共演などもありえる。さてさてどうなるか。開演までどんな歌がどう使われてくるか
は明らかにされないだろうからあと4ヶ月、首を長くして待っている事に致しますかな。