無意識日記々

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発売から1ヶ月が経過しました

オリコンチャートによると桜流しのDVDシングルは4週目も順調に積んで、来週には3万枚を突破するかという勢いだ。何というかまぁ、嬉しい誤算である。

こういう数字をどう見るか、だ。今週のチャートを見ると、シングルが売れないのは前からだがアルバムもまた売れていない事がわかる。1万枚売ればトップ10に入れるのだ。いや勿論凄い数字なんだけど昔に較べればそりゃあ見劣りするってなもんだ。

先日、14年ぶりに音楽ソフトの売上が前年を上回ったというニュースが流れた。各記事掲載の分析では「昨年の落ち込みの反動」と「たまたまビッグタイトルが重なっただけ」と冷静だが、逆にいえばそろそろここらへんで一旦底を打つのかもしれない。単純に、もうCDでいいや配信とかよくわからないしという層が一定数固定化してきたのではないかと。カセットテープユーザーが今でも元気なように。いやまぁ極一部ですし流石にここは"世代交代"とか極少だと思いますが。

そんな中で桜流しDVDシングル3万枚はどんな意味があるか。正直、解釈に困る。EVAも宇多田もブランドとして強すぎるのだ。どれ位曲の力で売れてどこからがブランド力なのか、見分けがつかない。

EVAの方はインディーズである。というか、株式会社カラー自体、今んとこEVAの為に設立されたようなもんだ。会社ひとつ起こさせるだけのソフトパワー。こんなものの恩恵を受けているとあっては、数字に影響がないわけじゃあない。

それを「宣伝効果」と呼んでよいものか。人に聴いてもらうまではいい。そこから先。中身を評価して貰った上で購買行動を決定してくれているのだろうか。ただコレクションとして買ってくれた人たちは、封を開ける事をするのだろうか。いや、それは流石に開けるかな。2枚目以降は構いませんが。

そんな事を考えていると、数字に素直に喜ぶチャンスを逃してしまうな。まぁ、私は売る側じゃなくて買う側として書いているから、少しはいいんじゃないか。ヒカルだって映画の力ばかり強調されるのはイヤだろうが、桜流しが図抜けた名曲だからこそ、この曲が響く層がどこにどれ位居るのか知りたいのだ。ファンの中でも、随分気に入った人とほぼスルーの人と、結構わかれちゃっているからね…。