無意識日記々

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ラジオリスナー独特のリズムの有無

ヒカル自身がラジオ番組の構成する、となると気になるのは、普段ヒカルは普通にラジオを聴いているのか?という点だ。

単純に、月一のラジオ番組の"イメージ"みたいなものがあるのか、という話である。一言でいえば"リズム"があるかないかだ。もしこれが完全にヒカル自身による超絶不定期配信ポッドキャストならばそんなものは要らない。しかし、これは公共の電波を使ったラジオ放送なのだ。前にも番組はあるし、後にも番組はある。違う週の同じ曜日には違う人が違う番組をやっている。ラジオを聴いている人、いや"点けている"と言った方が適切かな、そういう人は、かなりの割合で習慣でラジオを鳴らしている。つまり、同じ曜日の同じ時間に同じようにラジオを点けている可能性が高い。通勤時間とか勉強時間とか家事の時間とか、何であっても。

そんな感じなので月一番組には"ちょっとしたスペシャル感"みたいなものが求められる。変な言い方になるが、期待される4分の1は出て来ないのだ。そこらへんをどう捉えるか。まぁこれは、月金の帯番組と週一番組との対比にも言える事だけど。

そこらへんの"リズム"は、普段からラジオを点けておく習慣のある人には自然と身に付くものだ。また、既に月一番組を楽しんだ事のある人にもある程度容易いだろう。まぁ難しい事には変わりないんだけどね。


そういった事を気にしなくて済むようにする為には、1時間の番組をキッチリ編集して"作り込む"事が有効になってくる。ラジオは習慣の中で右から左に流れていく媒体である。その特性をある程度無視し、1時間を作り込む事によって"別世界の時間の流れ"を作り出す事に成功すれば、ペースとかリズムとかいう事は考えなくてよくなってくる。そこまで行けるか。照實さんのツイートのニュアンスだと、どうもそっちの方向に梶を、じゃねーや(笑)、舵をとっている可能性が匂わされる。

となると、我々リスナーは録音必須である。というより、寧ろ録音して自分の好きなタイミングで何度も聴き返すのが楽しいコンテンツになっているかもしれない。リアルタイムで聴けなくてもガッカリしない、別にインターネットも携帯もなくていい、そんな楽しみ方のできる番組。だったらいいな。

まぁもうそこまで凝るんだったら「ラジオCD」出しちゃいなよ、と思うんだ。番組全部を1年分収録した12枚組CDBOXとかで。いろんな人たちの楽曲をかけまくるスタイルの番組であればまず不可能な案のだが、言うだけなら勝手なので言っておこう。1年後、「Kuma Power Hour with Utada Hikaru」のCDBoxセット出ないかなぁ。出たら買いますよ。たとえ全放送をキッチリ録音出来ていたとしても。でも、無理だろうなぁ。著作権…。