無意識日記々

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ベースの話から何故かラジオの話に。

低音軽視といっても、例えばヒカルはこんな発言をした事がある。「ベースの音色はジャンルを決める」、と。いつ頃だったか忘れたけれど。ベース・サウンドの重要性なんてとっくに御承知、まさに釈迦に説法だ。

ただ、この発言からわかる事は、ヒカルがベースという楽器・音域を、フレーズというよりはサウンドで捉えているのではないかという事だ。実際、そんなにベースレスの曲は多くない、というか今とっさに思い付くのはStay Goldだけだし、そのStay GoldもLIVEバージョン(In The FleshもWILD LIFEも)ではベースがしっかり入っているのだからベースレスにこだわりがある訳でもない。寧ろ、だからこそ比重が小さいままだともいえる。いつも当然のように入っているけれどもうそれ以上にはならないポジションで落ち着いてしまっている、と。

桜流しでは、ヒカルの編曲では過去最高といえるくらいにベース・ラインがメロディアスだが、これもポール・カーター@Thisisbenbrickによるアイデアかもしれず、ヒカルの志向性に変化が出てきたと言い切るのは早計かもしれない。しかし、このアイデアに"OKを出した"のは間違いないのだから、その意味では次の曲以降も注目である。

嗚呼、もう少し歴史を遡ったら―そうか、もうシンコレ2の曲も"歴史上の楽曲"なのか…5年も経てば仕方がないか―、Show Me Loveも強いベースラインをフィーチャーした曲だがこれも共作(withマット・ローディとドイツのスタジオの皆さん、かな?)なのだからやはり…という気がする。

一度ヒカルと"ベース談義"を繰り広げてみたいものだ。

こんな時の為のKuma Power Hourだろがッ! 復活希望。これはピーター・バラカン師匠に言った方がいいのかな? スネア特集みたいにベース特集やってくれたらええねん。

ラジオなー…。テレビを観る習慣を失った私も、ラジオを聴く習慣は変わらない。ポチッとスイッチを押したら歌が流れ出す…別にAMでもFMでも長波でも中波でも短波でもインターネットでも何でもいいのだ。宇宙のどこかで奏でられたメロディーがこちらに届きさえすれば。

宇多田ラジオ…インターネットを使えばいつだって可能だわな。家でラジオ番組制作出来る位なんだから弾き語りを録音する位は訳がない…例えば、それを有料のポッドキャストにしてチャリティーにすればどうだろう。何らかの寄付や援助が必要だなとヒカルが思った時にはアコギやピアノで弾き語りしてポッドキャストを有料配信するのだ。iTunesStoreでもdmusicでも何でもいいよ、取り敢えずシステムだけ用意しておいてそれに我々は課金しまくる。自分の曲でもカバー曲でもいい。難しいのは著作権の管理だが、JASRAC公取委の動向によっては、新しい波も起こってくるかもしれない。まぁそこらへんはどうにも出来ない事なのでな…。

ラジオを聴いていると、歌ってもっとフットワーク軽くてええやんという気がしている。せめてシングル曲やリーダートラックはラジオで流れ出したその瞬間にiTunesStore等で買えるようにしておいて欲しい。「ああ、この曲いいじゃん」と思っても「来月発売です」と言われたら、忘れはしないけれどその間に他の曲を聴いてそっちに気をとられるなんて事もあるんだから。

いや勿論現状では難しいという事はわかっている。これだけスマートフォンが出回ってるのにストリーミングでラジオを聴いている人は少ないし、手癖のように配信購入をスマホのワンタップで済ませる生活を送っている人もそんなに多くない。儂なんかブクマ代わりに配信購入しとるんに…いや私みたいなのがまだマニアックにみえる現状がもどかしい。そういうのが当たり前になってくれれば快適だなという話でした。


あれ、なんか途中で話題がガラッと変わったな…ま、いっか。