無意識日記々

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桜流しの国際的評価の推定方法??

そして気になるのは桜流しの国際的な評価である。EVAQの日本以外での知名度や評価も知らないのにそれを私が推し量るのは無理なので推定はしない。が、少なくとも十数ヶ国で配信されたのは間違いない。それが結局何ヶ国になったかは…iTunesで国選択しまくればわかるのかな…そういやAmazonMP3の日本以外での状況なんて知らないわ…創業者がワシントンポスト紙を私費で購入したんだってねー。凄ーい。

でだ。一部英語も交えられているものの基本的に日本語詞だからやはりUtadaのファンからはやや距離感があるか。いやでも例えば日本語歌手が急に全英語詞の歌を唄ってもファンなら案外ついてくんだよねぇ。どうなんだろう。

そこの流れを押さえておかないと桜流しの評価に辿り着けないか。つまり、2010年の初頭に初ツアーに熱狂していた層が、SCv2の新曲をどう捉えていたか、及び、WILD LIFEでのパフォーマンスとその映像、BD/DVDをどう思っていたのか、そして、それらをどれ位の人達が購入したのか。こんなの数字はすぐわかるだろうに公表はされない。数字は大事なプロモ素材の一つなんだから情報を調節するのは当然なんだけど、なんだか色々と勿体無いとは思う。

しかし流石に3年半である。Utadaから離れてしまった人も多かろう。或いは、アニメファンでEVA序破やFREEDOMから入った人、ゲームファンでキンハから入った人などは、EVAQという事でまた振り向いてくれた人も居るかもしれない。他方やはりCome Back To Meで知った人にはキツい曲調かもしれない。

しかしいちばんキツかったのは、日本に居る"ちょっとライトなファン"なのではないか。「別に彼女の作品全部揃えようとか力んだ事はないんだけど気がついたら八割方持ってた」みたいな人たちだ。そういう人にとっては"久々にハズレの曲"だったのではないか…と、なんか私も漸く冷静に見れてきた気がする。ポップでキャッチーな曲、つまりオートマやカラーズやトラベが好き、Beautiful Worldもよかった、んだけど桜流しは雰囲気が重苦しいしメロディーはなんだか捉えどころがないし、どうにもとっつきにくい、というのが正直な感想なんじゃないかと。

Webでは案外、そういう声が見当たらない。もしかしたら、桜流しって貶しにくい雰囲気でも漂っているのだろうか。EVAQの評価自体がまた微妙なもんだからそこらへんがうやむやになっているのかな。見極めづらい所である。

という風に考えていくと、日本国外のUtadaファンが桜流しをどう捉えているかなんて理解できる筈もない。日本での評価もようわからんのだから。一応35万ダウンロードとかの数字も出ていたが、"EVAQの主題歌だから"というファクターは、ここでは目眩ましとして機能してしまう。本当に、難しい。

Hikaruの許には、そういった"率直な感想"は、届いているのだろうか。これもわざわざ、「今回の曲はイマイチだったね」と書いて寄越す人なんかなかなか居ない事を考えると心許ない。国外からとなると尚更、かな? うぅむ、このテーマは本当に難しい。いつかライブで演奏された時の聴衆の反応を、じっくりと見届けて判断するしかないかな。尤も、私の事だからあのピアノのイントロが流れ出した途端ガッツポーズして楽曲の作る世界にのめり込み、周りの事なんかまるで見えなくなる可能性大だけど。