無意識日記々

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もう余りFreshじゃない話題…

昨日から今日にかけて照實さんがIn The Flesh 2010 footageについてツイートしていたので内容を纏めておくと、リリースは年内を目指す、配信は決定しているが円盤は未定、収録公演はロンドンとニューヨークでその配分は不明、といったところか。次々と新情報が、と言いたいところだが何れも既定路線なので確認作業という雰囲気。発売日については出す出す詐欺の延長線上なのだが、個人事務所でその元役員が亡くなったりした訳だから大幅にスケジュールが遅れるのは致し方ない。ただ、既にマスタリングが終わってる商品の権利処理がまだ終わっていないというのは厳しい。GOサインが出なかった場合、該当者の出演部分やクレジット等を作り直さねばリリースが出来ない。それはクリアするべき内容によるのだが、結局年内は厳しいんじゃないかという結論になる。しかしまずは望みを持って、前に書いた通り"クリスマス・リリース"が実現する事を願っておこう。

円盤が出るか否か。配信限定といっても、映像ソフトを扱っているストアは限られてくる為、フィジカルリリースを望む声は大きい…と、言いたいんだが、DVDに関していえば桜流しが初週2万枚である。半分洋楽の、いや、洋楽の作品と思われている以上はその半分以下の売上になるとみるのが妥当だろう。もう9年前の話で何の参考にもならないかもしれないが、Easy BreezyのDVDが初週1万枚であった。あの頃よりファンが増えているとは考え難い。

となってくると、少なくとも国内では宇多田ヒカル名義でのリリースが現実的だろうか。日本語曲の存在をアピールし、ついでに英語曲も聴けますよとなれば、少しは食い付いてくれる人も増えるかもしれない。何しろ、これだけ手間をかけてリリースするのだから、せめて採算ラインには乗せたいところだ…なんていう言い回しをHikaruの話で使うだなんて思いもよらなかったけれど、実際、かなり熱心なファンでないとこのタイミングでのこのリリースに興味を示す人間はかなり少ない。会場もライブハウスという事で映像上の見栄えも地味なもんだろう。ことによったら音源に絞ってライブアルバムを作った方がまだ売れるかもしれない。

いずれにせよ、出来るだけ宣伝費をかけず、ひっそりと配信のみで販売するのがいちばん安全だと思う。だからといってそうしろとは思わない。かなり難しいジレンマだがこのままだとその話は確実に年を越えそうなので鬼が笑い出す前に取り敢えず今回はこれくらいで。