無意識日記々

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無期限契約の…功罪?

照實さんが朝から吠えている。そんなにムキになる事はないと思うが、やはり人間活動は無期限だったか。元々のレコード契約が無期限っぽかったので当たり前っちゃ当たり前、必然っちゃ必然なのじゃが、このタイミングでそうキッパリ言われると何かあったのかと思ってしまう。

今年中の復帰に向けて着々と準備進行中…というのなら、期間についての質問が飛んできたらまずほくそ笑む筈だ。余裕である。今回の照實さんのリプライには余裕が感じられない。何かアクシデントがあって事が予定通りに進んでいないんじゃないかと勘ぐらせる。

でも、大丈夫なんだろうな。もっと具体的な話かもしれない。プロモーション戦略上、発売時期や発表時期をいつにするか、これからずらすか、といった点で話し合いがもたれているのかもしれない。

会社としては、実質ユニバーサル移籍第1弾的なスタンスで居るのだろう。A&Rチームは大体EMIのままだろうが、彼らは今回、UMGの他のレーベルに対してその力を証明しなくてはならない。ヒカルの無期限契約に関しても、EMIからのチームは「邦楽界の宝なんだし」と理解を示しているだろうが、グループ全体からみた場合未知数だろう。

メジャーレコード会社は綿密にリリースデイトを決めている。どの大物がいつ何を発表するか。様々なピースを組み合わせながらグループ全体での利益を追い求めるだろう。それはEMI時代も同様だったろうが、UMGになってその複雑さは増したに違いない。一体どのレベルのミーティングで決定を下しているのか想像もつかないが、EMIA&R陣に相当のプレッシャーがかかっているのは間違いないだろう。

損な戦いである。知名度からすれば日本でも最強の部類に入るのだから、このクラスのタイアップならこれ位は売ってもらわないと…という空気が誰からとなく漂うだろう。あーやだやだ。しかし、無期限契約という殆ど特例と言っていい契約を結んでいる"ご身分"なのだから、それなりの結果を出さないと確かに、グループ全体での足場は悪くなるだろう。繰り返し言っておくが、EMI時代からのメンバーはそんなみみっちい事は言わない。いつまででも待つだろうし、何よりずっと結果を出してきたのだから、仮に不遇の時代を迎えたとしても一緒に頑張ろうくらいに思ってるんじゃないかな。

過去の大成功と比較されるのもやりにくいもんだ。今は昔と状況が違う。しかし、松任谷由実荒井由実時代とは異なるアプローチで過去を遥かに上回る大成功を収めたような例を、多分持ち出されるだろう。

第一に開拓すべきはファンではない。今拓いていかなくてはならないのは、まず「何をもって成功と呼ぶのか」という基準である。AKBグループの登場によって、CD売上は基準とならなくなった。では配信売上の数字なのか? Youtubeの再生回数なのか? Twitterのフォロワーの伸び率? 何もかもが決め手にかける。何れも、ここで数字を伸ばしたからといって成功だと"思ってもらえる"保証はない。

着うたダウンロード数も、当時は"新しい基準"だったが、一瞬で廃れた。つくづく、よくぞその一瞬にのっかれたものだなぁと、今にして思う。ああいった、新しい物差しが必要だ。それを大衆が共有する事によってまた売れていくのだから…でも一体何を売ればいいんだ…という風に袋小路に迷い込んでしまう。この状況を何とかしたい。

はてさて、どうなる事やら。また続くであろう照實さんの次のツイートを待つ事にしますかな。