無意識日記々

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うたがわれたうた

サウンドデザイナー誌のヒカル特集に一通り目を通した。ふむ。興味深い内容だったがハイレゾ関連の話は私暫く封印と言ってしまっているのでまぁあれだ気になる人は読んでみて下さいな。

ただ、インタビューとしては沖田英宣ディレクターとtofubeatsクンのものが載っているので、ハイレゾに関心がない人も一読の価値はある。彼のtime will tellを気に入った人に読んで貰いたいのは勿論だが、あまり気に入れなかった人にこそ読んで欲しいかな。何故ああいったサウンドにしたのか、彼の口から語ってくれているので。それを読んでもう一度宇多うたのtime will tellを聴けば、少し違った風に聞こえるかもしれない。


で、その宇多うたアルバムがiTunes Storeチャートで4位までまた盛り返してきてるんだって? 発売1ヶ月経過したというのに元気なもんだ。企画としての着眼点の素晴らしさは勿論の事、やはり実際のトラックの充実度が抜きん出ていた事が大きかったのではないか。YoutubeiTunes Storeで試聴してみて購入を決めた、という人が結構居そうだ。浜崎あゆみが自身のライブでもむびのんを披露した、と話題になっていてその時の映像を素材にしたPVの再生回数も10万回を突破したとか。好調だねぇ。いつの日かMステで共演した時にどんな会話をするか楽しみだ。その時までタモさん頑張って。

さて、という流れで来たので来週は宇多うた二巡目に取り掛かれるかな。今週は新時代の音楽体験についてもっと語りたかったのに想定の10分の1も書けなくて消化不良だった。まぁ文字数が絶対的に足りてないやね。仕方ないか。またいつかの機会に捲土重来する事にしよう。


宇多田ヒカルのうた」と言った時の「うた」には本来二通りの意味がある。人が声でメロディーを奏でる事を"歌"というし、その元となる曲の事も"歌"という。宇多うたアルバムの場合は当然後者の意味なのだが、最初に前者の意味にとってしまった人は、もしかしたらこのアルバムに余りいい印象を持てなかったかもしれない、とふと思った。そこまでいかなくても、「やっぱりオリジナルのヒカルの歌がいい」となった人も多かろう。次週は、そこらへんを突き崩す(笑)つもりで書ければいいな。何をどうすればそう出来るか、今の時点ではさっぱりわかっていないのだけども。