無意識日記々

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LR 11 ~ 20

という訳でBeautiful World、Automatic、travelingはひとつずつ順位を下げ、それぞれ8位、9位、10位になる。まぁそんなに印象は変わらないかな。

ただ、まとめで書いたアルバム毎の曲数が変わる。次のようになる。


1999年 1st 2曲
2001年 2nd 1曲
2002年 3rd 3曲
2006年 4th 1曲
2008年 5th 3曲


まぁこう並べるとDEEP RIVERHEART STATIONの人気が高いなという感じも出てこなくはないが、Top10から下を見ていくとやっぱり「満遍ないな」という印象になると思う。では予告通り11位以下を見ていこう。まずは11位〜15位から。



232,147回 誰かの願いが叶うころ
194,957回 FINAL DISTANCE
181,400回 Letters
180,219回 Wait & See
169,078回 Addicted To You


こうして11位に誰かの願いが叶うころがあると、Top10からは外れたものの、大健闘である事には変わりないなと。12位以下のシングル売上を考えるとね。シングルといえばここで初めて両A面シングルの2曲目の方となる曲がランクインしてくる。13位のLettersだ。ややもするとカップリング曲と間違われるおそれもある立場だというのにこの人気は凄い。6位のSAKURAドロップスとのコンビは「宇多田ヒカル史上最強の両A面シングル」と言ってよさそうだ。

その上の12位にはFINAL DISTANCEが。誰願叶もそうだが、しっとりと歌を、言葉を聴かせるバラードは歌詞の検索回数も多くなるのかもしれない。当然、人気曲である事が前提だが。

14位にはリスク、15位には中毒が入った。4位のキャンシーと合わせると、2ndアルバムの楽曲の人気も全く侮れない事がわかる。これらはいずれも初日の出荷枚数が100万枚を突破する「ワン・デイ・ミリオン・シングル」で、この時期のヒカルの破竹の勢いを想起させる納得の順位だろう。

続いては16位〜20位。



165,329回 HEART STATION
156,034回 Goodbye Happiness
147,771回 Movin' on without you
145,569回 time will tell
137,719回 Stay Gold



16位はHEART STATION。CDシングルの売上を考えると異様な高順位だが、これは2位FoL3位PoL同様この時期にはもうシングル曲は配信主体になっていた事を示すものだという意味だろう。次の17位のGBHはUTUBEの再生回数と比較するとかなり低い順位だが、単純に他の曲と較べて経ってる時間が短いのも一因かもしれない。2010年の曲だからね。

で、そのすぐ下の18位に1999年のむびのんが入ってくるのが宇多田ヒカルらしいというか何というか。満遍ないと言ったのはこの事だ。10年以上の隔たりがあっても同等に高い関心を持たれている。昔の曲が懐かしがられるだけでもなければ新しい曲しか聴かれない訳でもない。理想的なバランスである。なおGBHはシングルCDが発売されていない楽曲の中では最高位という事になる。

そして19位20位にはまたも「両A面シングルの2曲目の方」が続けてランクイン。それぞれ1曲目のオートマが9位、美世界が8位とこれまた隣同士である。1999年の両A面シングルと2007年の両A面シングルがほぼ同じ人気で拮抗しているのだ。何とも面白い風景である。


斯様に、宇多田ヒカルは両A面シングルが非常に充実しており、そのどれもが、2曲とも高い人気を誇る正真正銘のお買い得なEPを構成していたのだな、という事実が歌詞閲覧回数ランキングからも伺い知る事が出来るという訳である。こんな感じのペースで引き続き21位以下も見ていきますわ。