無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

中古盤やレンタルに対する本音を妄想

へぇ、SC1が二年連続でブックオフ年間チャート1位なのか。たまげたなぁ。

買う人がたくさん居るという事実より「未だに売る人が居るんだ」という驚きの方が大きいかも。「発売から11年経って今更かよ」と。

私の考えるからくりは単純だ。去年買った人がまた売ったんじゃないの。となると、来年は今年買った人が売る番で、以下繰り返し。こりゃあ毎年SC1が1位だな。

世代による。90年代後半以降のユーザーにとってはCDは無劣化でCD-Rに焼けるものだ。今の世代はロスレスSSDに保存しておしまい。よほどジャケットを気に入るとかでなければ中古で買ったものを後生大事に携えないだろう。歌詞だってスマホでぐぐった方が早い。SC1はまたシンプル極まりないアートワークで、見所といえば手書きの「思春期」くらいなもの。売るのに抵抗は無いだろう。

この、中古盤市場というのは新譜購入機会にとって大きな味方だ。「もしつまらなくても後でまた売っちゃえばいいや」と思えれば食指も伸びやすい。レンタル市場同様、レコード会社からすれば痛し痒しの位置付けである。


寧ろ、私が興味あるのは、街角でこのランキングを1位だけ伏せて見せて誰が1位かを当ててもらえたらなという。クイズ100人にききましたじゃないけれど(懐かしいなオイ)、そこで今、ヒカルの名前がすぐに出るかどうか。中古盤利用者と街角の普通の人はどれくらい重なっているのやら。スッとヒカルの名前が出てくる人が多かったら嬉しいなぁ。


ただ、勿論の事ながら、中古盤が幾ら売れてもヒカルとレコード会社の収入にはならない。上記のような購買促進効果に期待するしかない。よってこれに関してヒカル自身やHikki_staffの皆さんがコメントすることは無いだろう。じゃあとってつけたようにコメントを想像してみるかな。「どんなかたちであれ、僕らが送り出し送り届けた音楽を今でも聴いて貰えてるというのを知れるのはとても喜ばしいデス。」みたいな感じになるかな。それが本音だと思うよ。だって、今更だもん。みんな、次の新譜(誰のであれ、ね)を売ろうと必死なんだし、「どうせ買ってくれるなら新しいヤツを」とチラッとでも思わない訳でもないだろう。それでも、欲されるというのは希望だ。このニュースを聞いてヒカルもスタッフの皆さんも「まだまだチャンスはあるんでねいか?」と機を窺い始めるに相違ない。終始黙ってはいるだろうけれど、そういう気持ちを後押ししてあげたいなと思うのですよ。頑張りまっしょい♪