無意識日記々

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ずっと止まない止まない

花束を君に』も勿論格別に素晴らしかったが(なんだか、「太陽って東からのぼるよね」と言ってる気分だ)、フルサイズで聴いた『真夏の通り雨』の存在感がありすぎて、もう何が何やら。今週何度落ち着こう、冷静に、と書いてきたかわからん。落ち着け俺。

ここまで歌詞に全振りした曲も今までなかったのではないか。勿論細かなアレンジのセンスは突出しているが、基本的にはピアノ一本マイク一本で成立するくらいにシンプルにメッセージを綴る曲で、サウンド面はおろかメロディー自体もそこまで押し出しは強くない。

となると、日本語を解さない世界中のファンが『真夏の通り雨』を聴いてどう思ったのか、大変興味がある。冴えないメロディーに東洋の念仏が載っている、みたいな印象なのだろうか。アジア各国でも配信で1位や2位やをとっているらしいが、どうやら各国のJ-popチャートでの話で総合チャートではないようだ。総合でも1位かもわからんが。

世界契約を結んでおきながら復帰第1弾が過去最も国内向けの楽曲なのは納得いかない、という感想が出てきても不思議ではない。それを見越してメロディアス&シンフォニック(いやどちらかというと室内楽か?)な『花束を君に』を同時配信したのなら、ぐっちょぶと言わざるを得ないが。


それにしても、「熊本で震度6弱地震」てフレーズは音声学的にはヒカルの大好物コンボの筈なんだが、現実はかけ離れている。言葉を音で表現する宿命か。

被災地の方々には、心よりお見舞い申し上げる。ヒカルの新曲を待ち望んでいたところを揺れに襲われてまだ新曲を聴けていない方がいらっしゃるかもわからない。なんとも、悔しい事態。

これをもし読めていたのなら、パソコンかスマートフォンかがあるのだろうから(書いてるのはガラケーストレートだけどなっ)、もう配信は手に入れられているかな。或いは、ミュージックビデオをご覧になったかもしれない。どうか少しでも、この歌が何かの力になりますように。でも、ずっと止まない揺れって信じられないくらい怖いだろうな。どうか、どうか。