無意識日記々

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「よ」

もたもたしているうちにツイートが2回あったようで。どれどれ。

2016-08-04 07:33
@utadahikaru : 原稿チェックの途中、突然、自分の一番好きな平仮名は「よ」だと気付く。

一体何の原稿チェックなんだ!?と興味が湧く。他人の書いた原稿か、自分の書いた原稿か。他人の書いた原稿をチェックしている最中に「突然、自分の一番好きな平仮名」というトピックを思いついたというのは、あれだ、もしかしたら文章の内容がつまらなくて集中出来てなかったのかもしれない。ほら、あれだ、つまらない授業の時は講義してる先生の鼻毛がそよいでるのが気になって仕方ないとか、そういうヤツ。ちゃんと授業聞けよと。

自分で書いた原稿をチェックしている時だったら、多少事情が違ってくる。自分の書いた文章、もしかしたら歌詞がもしれない、を目で見たらやたらと「よ」が目立つとか、肝心な所で「よ」がよく出てくるとか、そんな法則性の発見の事を言っている事になる。

2つは、かなり違う。どっちだろうね。或いは、どちらでもないのか。他人のなら、内容を確認しているのだろうし、自分のなら、チェックというのは校正の事だな。

そしてもうひとつの疑問。「自分の一番好きな平仮名」って、見た目のこと?
発音のこと? 両方? 存在そのもの? 見た目の話だとすると、平仮名覚えたての頃を思い出すなぁ。「あ」と「め」と「ぬ」が似てるなぁ、とか「は」と「ほ」も似てるなぁ、とか「を」のゾフィ感とか「も」の毛筆感とか「す」のお茶目さとか(犬の尻尾みたいにくるっと一回回ってからくるんと降りているので)いろいろ。「め」はこういう形のお菓子があって、美味しそうだなと思ったり。

そういう観点でみると、「よ」ってそこまでエポック・メイキングでもないような。先述の「は」と「ほ」に行く更に前の段階、みたいな。トリケラトプスに行く前のプロトケラトプスみたいな(6歳当時は恐竜の名前の20や30は言えなければならなかった…どんな自分ルールや…)。それが好きなのだとしたら、こちらからみたら「変わり者」扱いかもしれない。

私個人は「ゆ」だった気がする。金魚や熱帯魚の横顔みたいなフォルムがいかにも絵画的で、一度大きくぐるっと回ってから筆を離すか離さないかの微妙なところでゆったり優雅に振り払い降ろす。なかなかに魅力的だ。

そうそう、「ゆ」の8時の方向から12時の方向に筆を運ぶ時、果たして一筆で書くか一旦紙から離すかは重要な論点であった。フォントで違いを表示できないのは痛いが、同意は沢山得られるものと思っている。私はどちら派だったかというと…「フォント次第」だったな。ゴシック体の世界だと繋がっている方がいい、明朝体の世界だと途切れている方がいい、と。あの、繋がるか繋がらないかのフォルムが立体的に見えてきて"ホイール感"が出てくるのもまたよかった。

何の話をしているんだ。もうひとつは、「よ」が好きな理由が音だとしたら、という観点だ。発音記号だと[yo]かな。ならば原稿チェックは歌詞カードかもしれない。ただ、そういう時に「好きな"平仮名"」と書くかどうか、そこに引っ掛かる。やはり見た目の話題だと解釈したい。

或いは、機能という面もあるか。「そんなのは損だ。」という忠告と「そんなのは損だよ。」という忠告では、後者の方が宇多田ヒカルの世界らしい。そんな風に考えての「よが一番好き」発言だったらこれはかなり興味深いが、流石にそこまでは。やはり見た目だろうかな。

じゃあ好きな理由は…「ょ」が普通のマリオで「よ」がスーパーマリオで…って余計な事を考えてしまったよ。とりま今は、歌詞カード読めるまで楽しみに待つとしますか。そこに沢山平仮名の「よ」が出てくる歌があればビンゴだよ。


香水のツイートの話にまで行く時間がなかった…(笑)。来週になったらどうなってるかな。気分次第でまた触れます。