無意識日記々

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なにがあとはだ

今朝『花束を君に』の新しいミュージック・ビデオが公開された。平日の朝4時解禁て、なんだろう、どこの朝のテレビ番組よりも早く、って事なのかな。そんなに1日を争うようなスケジュールで今後展開されていくのだろうか。

映像はモノクロで少し『誰かの願いが叶うころ』を想起させ、一方でカット割りは『Prisoner Of Love』に近く、言ってしまえば無難中の無難な内容。『光』や『Goodbye Happiness』といった「ひたすらHikkiの映っているビデオ」を持ち上げ続けてきた身としては我が意を得たりな内容で、うんうんと頷く首を止める事が出来ない。

が、言ってしまえばそれだけで、特にそれ以上は無いかな。私の視点からのハイライトは冒頭の歌い出しの直前、物言いたげな唇が微かに震える場面。そこを見て「嗚呼、そういえば随分歌が上手くなったんだったな」と思い起こした。ほんに、映像は、千の言葉を連ねるより雄弁な内容を一瞬で表現できるものだ。ああいう風に震えられては、年月の深みに思いを馳せずにはいられない。

の割に。見ていて、お久しぶりな感慨は、不思議な程湧いてこなかった。余りにも全然変わってなかったからかもしれない。前髪のせいか、寧ろ6年前より幼く見える。物憂げに床に横たる場面は流石のセクシーさだが、今までそういう撮られ方をしてこなかっただけで、16歳でも同じように見えていた可能性はある。『Addicted To You』の大人っぽさ、16歳だもの。

あとは乳だ。結婚して妊娠出産して授乳で育てているとなればおっぱいがどうなっているのか、サイズは、ボリューム感は、フォルムやシェイプやバランスはどうなっているのか、やはりそこは加齢とともに麗しく熟れていくのか誠に恭しい、と言おうと心の準備をしていたのに驚くほど変わっていなかった。寧ろ若返ったのではないか。元々離れ乳で肩幅が広いのに仰向けに横たわっておきながらあの質感。普通は横に流れて平坦になるものなんだが。恐るべきは宇多田バスト。朝から何を言ってるんだ俺は。

取り乱した。いや、通常営業か。グーグル先生に有害指定されない程度にしておこう。胸以上に唇がエロい。歌っている場面も歌っていない場面もそれはそれはプルプルと…

いやしまった、このタイミングでその話を力説している場合ではないのだった。ちゃんと言うべき事は言っておかねば。

幾つか観た英語ツイートによると、どうやら海外ではGyaoの動画にアクセスできない事例が生まれているようだ。盛んに「なぜYouTubeにアップしないのか!」と、中には強い口調で訴えているものもあった。確かに、日本の幾つかのサイトでは視聴制限区域を設けているケースも多いのだが、流石に宇多田ヒカル、いや、Utada Hikaruの新しいMusic Videoが見られないのはマズい。商売としてはどうだか知らないが、人の営みの一部としてマズい。

一応は、9月16日にiTunes Storeでビデオのフル・バージョンがリリースされる予定らしいので、全くビデオが観られないという事態は避けられそうだが、二週間も待たせるくらいだったら、オフィシャルもVEVOもあるんだし(同化したんだっけ)GAYOと両方で、っていう訳にはいかなかったのか。海外のファンの憤慨を掌返しさせてくれるような今後のプロモーション展開を期待したいぜ。