無意識日記々

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@Hikki_Staff への信頼感と不信感

歌詞カードのみにくさにせよグローバルサイトの使い勝手の悪さにせよ、個々のデザイナーを責めても何も変わらないだろう。寧ろ、周辺制作とプロモーション全体のコーディネートが上手く機能していない事にこそ問題がある。

初恋座談会の時も同様だったが、素材が上がってきた時にリジェクト、拒否できる体制が整っていないのではないか。なりくんの発言がTPO的にマズいこともグローバルサイトが使いづらい事も、目にした瞬間にわかることだ。「よくよく考えてみたら」が必要な案件ではない。ただでさえWEBという良くも悪くも0.5秒の差で別れ目が出来てしまう即時性の高いメディアを相手にしていてこの感覚は有り得ない。

これらにヒカルが関わり切れていないのが問題なのだろう。スタッフから「オーケストラを呼んで録音までしたのに実際に聴いてみたらダメだったのでボツにされた」と恨み節を言われる人である。まぁお互いプロなんだから契約上問題がなければ文句は言わないだろうがそこはやはり人間、自分の働きが無駄になったと知ればいい気はしない。そこらへんのフォローを任されるスタッフの身にもなってあげては欲しいけれど決断は全くもって正しい。気に入らないものを自分の名で世に出してはいけない。プロなんだからどれだけ労力がかけられていようがダメだと判断されたものはリジェクトすべきなのだ。

そんな人のオフィシャルサイトがこんな感じとは俄に信じ難い…と言って早2年か3年が過ぎようとしている。宇多田ヒカルというアーティストは、目先の収益を犠牲にしてまで世の評判を高めてきた人だ(通常盤のみ発売とかね)。それ(評判)が目的ではなかったとはいえ結果的にそうなっている。まだまだ今のところヒカルの世評は大丈夫ではあるのだが、このまま続くと危うさも出てくるんじゃないか。引き続き心配である。

で、またこのタイミングで「宇多田ヒカルの音源は全曲ストリーミングで聴けます!」とかいう好評間違い無しの施策を発表するのだから問題がまた後回しになるんだろうな…いいのやら悪いのやら。


試金石は引き続き「Message from Hikkiの待遇が改善されるか否か」だ。ここを放置している以上古参ファンからの疑いの目は消えないだろう。スタッフの皆さんに色んなファンがかけてきた迷惑の数々を想像するとこちらも頼めた義理ではないのは重々承知しているのだが、ここは商売と割り切ってでも誠意のみえる対応をして欲しい。ヒカルとファンの間を取り持つのもヒカルとファンの間に割って入るのもどちらもあなた方の自由だ。だからこそこちらはどう来るかをいつでも待っているのですよ。