無意識日記々

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自分で自分が本当に気持ち悪いぞ

昨夜スペシャアプリで放送された『30代はほどほど。』メイキング映像が大変よろしかったらしい。観れなかった私は激しく嫉妬中である。

「あなたが待ってる」の時も突っ込んだが、どうしてDVDにメイキングを入れないのだ。CDについてるDVDはただの付録だとはわかっている(わりに容量はCDの何倍もあるんだが)けれども、今時ミュージックビデオなんてYouTubeで観るもの(観れるもの、とは言ってない)だと相場が決まってしまっている訳で、そんなのだけつけてファンを釣れるのかとな。

熱心なファンほど本編よりメイキングを欲しがる。理由は明白で、ミュージックビデオは大体において自分が好きなミュージシャンの作品ではなく、名前もよくわからないどこぞの映像監督の作品だからだ。そのミュージシャンが映っていなければ殆ど用はない。というか、アピールすべき層が違うだろう。

ヒカルに対してそういうニーズが分厚いとも思わない。今更34歳のおばちゃんがなんかしてるからって気になるようなヤtうるせぇ、気になるんだよっ!何歳になろうがヒカルはずっと6歳年下の女の子なんだよっ!(私にとっては)

という訳で、特に『30代はほどほど。』はメイキングをメインにしてDVD化を希望。メイキングって別に新規に映像を撮影する訳ではないよね。編集だけだよね。こんなにコストがかからずにファンを大量に(でもないか、特に宇多田ヒカルの場合はミュージシャンとしてみられてるし)釣れるコンテンツはそうそうないよ。

舞台裏に興味がある、というのもなくはないが、十何年もファンをやっている人間は素のヒカルが観たいのだ。憧れとか歌が上手いとか皆いろんな感情があるだろうが、圧倒的第一位の感情は「ともだちになって話を聴いて欲しい/話を聴きたい」だと思う。ともだち感覚を覚える為には、歌う前で緊張気味のテレビのフリートークより、居慣れたスタジオでの自然な振る舞いが欲しい。そりゃそうなる。

それこそ、初回限定盤と称して高い金ふんだくってくれんかな。その分通常盤の値段をぐんと安くして還元しよう。本来の意味での「限定」を取り戻そう。みんな初回限定盤ばかり買うものだから市場的には常に通常盤の方がレア度が高いという本末転倒になっている。それなら、1500円で済むところを3000円とか5000円くらいとって、何の工夫もなく延々普段のヒカルをシューティングしただけの芸のないDVDをつけて欲しい。こちとら即購入決定だ。

どうしたって昨年一年は「復活」の合い言葉とともに、いろんな人がヒカルに重さを背負わせた。息苦しかったとまではいかないけれど、更にリラックスした表情をもっと観たいと思い始める欲張りぶりが今こちらにはある。それにのっかって搾取してはくれまいか。ほんに色々と勿体無い。『30代はほどほど。』本編は、再配信でも如実にわかるとおり、配信の不具合でどこかぎこちない、緊張した空気が画面から漂ってくる。そのなかで緩い空気を守りきったヒカルは偉大だったが、なぜあんな楽しくなる筈の配信でヒカルが謝らなければならなかったのかが腑に落ちn(以下書き過ぎて疲れたくらい書いた事なので省略)。

メイキングなら、まだスタジオに緩い空気が流れていた事だろう。嗚呼、観たい。自然な流れで笑い転げるヒカルが。そういえば今でもスタジオの床をゴロゴロ転がっているのだろうか。それの撮影に成功していたならメイキング撮影班は賞状トロフィー金一封トリプル授与モノのファインプレーなのだが…撮ってない?(誰に訊いてんだよ)

まぁなんというか自分でも自分が本当に気持ち悪いが、そういう本音に触れると財布の紐ってあって無きが如くになるよね。せっかくSONYに移ったんだし、もっともっと商売に貪欲になっていいんじゃないかなーっ?w