無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

実は私が苦手な事だったりする

週末のヒカルの英語ツイートはどれくらい読まれたのだろうか。スカーレットヨハンソンがトランスジェンダー役をするしないで議論が起こったという話を起点にしていたのだろうと推測するが、日本語でツイートしなかったあたり日本語圏の人間よりも英語圏の人間の方がこの話題についてより詳しいと判断したのだらうな。

しかし、今回高く評価されるべきは内容よりその態度だろう。自分の中で調べてまとまった結果をツイートするのではなく、思った疑問をそのままぶつけてきた。ヒカルのようなスーパースターは得てしてスーパーパーソン扱いされやすく、どんな話題でも的確な意見を述べる事が出来ると思われがちで、そのせいでますます別格扱いされるようになるのだが、こうやって、疑問に思った事や知らない事、知らなかった事、理解の及ばなかった事を素直にツイートしてくれると途端に距離感がわかりやすくなる。この話題に詳しい人なら、「Utada Hikaruも知らない事があるんだな」とちょっと"安心"するだろう。

何より、悩みや無知などをツイートするのは「今」を知る事でもある。出来上がっている意見や見識はその呟き主にとっては過去の話であって、読み手にとっては呟き主が今どの地点に居るかを知るのにさほど助けにはならない。あぁ、この部分はもう通過しているのね、という程度。そこの差は親近感や信頼の面でとても大きい。既に確立されたとされている事実や真実を呟くより無知や苦悩をさらけ出した方が呟き主の信頼や「味方感」が強まるという事実(笑)は、知っておいて損は無いな、と私もこの度気がついたのだと、この日記に記しておく事にしよう。

で内容については難しいので又次回。