無意識日記々

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後付解釈からでも演出は生まれ得るの巻


あれまぁ、日本時間午前6時台、ロンドン時間22時台の呟きは結構珍しいのでは?

https://x.com/utadahikaru/status/1800281208477085937?s=46


これを勘繰るなら、ツアーに合わせて少しずつ生活を夜型にシフトしているのかなと解釈したくなるが、来日時のジェットラグはいつどうやって調整するのやら。ともあれ、元気そうで何より。


『SCIENCE FICTION TOUR 2024』を占う楽曲のひとつに『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー (Sci-Fi Edit)』もまた挙がるだろう。この“Sci-Fi Edit"というクレジットも、「アルバム『SCIENCE FICTION』用のエディット」という意味にプラスして「『SCIENCE FICTION TOUR 2024』に向けたエディット」という意味もあるだろうからね。十中八九、ライブで演奏されると思われる。


何より、歌詞がいいからね。『僕はロンドン君はパリ、この夏合流したいね』─違う土地に普段居る者同士が合流するというエピソードはまさにコンサート・ツアー向け。


『Electricity』は更にこれのパワーアップバージョンで、星間レベルで離れた者同士がこの地球で出会うのだから全国ツアー?世界ツアー?いやさ宇宙ツアーだよねもう。


『何色でもない花』は『そんなに遠くない未来 僕らはもうここにいないけど』と逆説的に「今現在は僕らはここに居る」と歌ってるわけだし、『Gold 〜また逢う日まで〜』は『楽しい予定をいっぱい入れるの』からの『また逢う日まで』という、ツアー全体を歌った歌詞にも聞こえてくる。


…こういうのなんぼでも後から言えるんやけど(笑)、だからこそこういうとこからコンサートの演出が決まっていくから侮れないのよ。


前から言ってる通りその『Gold 〜また逢う日まで〜』はラス曲に相応しいし、『Electricity』の『僕らの席だけ一気に違う惑星みたい』は特殊なライティングと共にオープニングを飾るに相応しい。いや、『traveling (Re-Recording)』で始まるのもいいかな…如何様にもなるか。


『Bohemian Summer 2000』や『WILD LIFE』ではそれぞれに“宇宙”を感じさせる演出でコンサートの幕が開けた。『SCIENCE FICTION TOUR 2024』のオープニングも、その方向性が期待される。歌の歌詞のどこを拾うかで決まる…もんでもないか。WILD LIFE』は(『Utada In The Flesh 2010』と違って)歌の歌詞に由来しないツアータイトルとそれに伴うオープニングの演出だった。『Laughter In The Dark Tour 2018』もしかり。ナボコフ由来ということで『夕凪』に繋げられなくはないが、ひとまず歌詞にこんな言葉は出ない一方で、幕間に喜劇を挟み込んで聴衆の笑いでタイトルを回収した。


今回の『SCIENCE FICTION TOUR 2024』でも、タイトルに因んだ演出が加えられるかもしれない。因まない演出も加えられるかもしれない。いずれにせよひとまず、今回書いた幾つかの歌の歌詞がリンクしてくることは十分に考えられるし、歌の歌詞とは関係なくする可能性もまた十二分に考えられる。ツアーのリハーサルは歌唱や演奏の練習は元より、そういった演出面での打ち合わせも含んでいる筈。このタイミングで飛行機のツイートを引用したのは何かの暗示と捉えるのは、でも、やっぱり勘繰り過ぎかな? タイミングよすぎだしな。あ、だから、か?