「今」への圧倒的な肯定感がGBHの1番のテーマだ。恋愛をモチーフに普遍を語るのは光の必殺技だが、『あの頃へ戻りたいね』と常套句を紡ぎながら『もう一度KissMe』と呟くのは愛セムを『生まれ変わってもあなたを愛したい』で締め括るのと同形であり、言い方を変えれば、たとえ無垢の時代(AgeOfInnocence)に戻れたとしても又無垢の喪失を体験して"あなたを求める心"という邪心を持つ今に還りたいと唄っているのであり、即ちGBHにおけるHappinessとは無垢の時代の幸福感というより、"(ひとを求める渇望感を知らずに)満足な状態"と訳す方が適理だと思われる。