無意識日記々

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GBHPCGOLD

日本レコード協会2011年11月度有料音楽配信認定において、「Goodbye
Happiness」がPC配信(シングル)でゴールド認定」というニュースがまわってきた。めでたいことだ。と同時に「一年かけて!?」という驚きの念が拭えない。実際の数字の動きをみてみないとわからないが、とんでもないロングセラーである。地味だけど。

CWTCが一足先にゴールドを懐いていたのは、曲の人気もあるだろうが、PC配信という性質上、UTUBEでいつでも見れるGBHは余り購入対象にならなかったのかもしれない。だとすれば痛し痒しだが、目先の数字の多寡にこだわらずにUTUBEを立ち上げた事を、ここは評価すべきだろう。

ひとつ言える事は、たとえ発売から何ヶ月経とうがUTUBEで見放題だろうが、買う人は買ってくれるという事だ。もちろん商売上は居るか居ないかではなく"どれくらい"居るかが重要なので、そんな事を言っていても始まらないのだが、極少数であろうとはいえ、リアルタイムでなくても曲自体を気に入ってくれるのであれば、リアルタイムでも多分気に入ってくれてたのではないか、今回はそういう層をかなり取り落としたのではないか、そんな気が仄かにするのである。

「制作上の都合で」シングルとしての、リーダートラックとしてのプロモーションが出来なかったのは、まぁいいや。今回(ってもう一年以上前だが)は仕方ない。が、次はそういった層も初動で掬い上げられたら、大きな力になるだろう。

UTUBEをみればGBHが初恋やPoLとともに"新世代の代表曲"になりつつあるのは如実にみてとれる。GBHを知らない層とは、寧ろ、"宇多田ヒカル"の名前を見飽きた位の層かもしれない。そういった多層がヒカル復帰後に混ざり合うと、かなりのジェネレーションギャップが生じる筈だ。普通ベテランになってくると若い層からの支持の有無に悩むところだが、ヒカルの場合その創作力故、昔からの世代が新曲をフォローしきれなくなってくるかもしれない。そういった"壮年層"に対してどうアプローチしていくかも、復帰後の課題のひとつになるだろう。