「「・・・・・。」」
↑『泳ぎ疲れて君まで無口になる』とこうなる。
いやそんな事はどうでもいい。
Making Loveで光はこう歌っている。
『あなたに会えてなかったら親友はいらないネ』
必ずしもそうとは限らないとはいえ、ここまで言われたら苺の親友はみるくさんだけ、と感じ取っても無理はないだろう。となれば、光が彼女と会って以降、この歌の時点で『とうとう知り合って10年』と言っているのだから1996年以降、光が「親友が」とメッセやインタビューで口にした総てが、みるくさんの事を指していると言っていい…
…ハズなのだが、いきなり反例が見つかる。WINGSである。
『(あなただけが私の親友)』
とこれだけ直接的に歌っているにも拘わらず、この歌の歌詞は"夫婦喧嘩の後"にしか思えない。光もそう匂わせていたような。これが苺みるくの間の喧嘩とはどうしても思えない。
いやまぁ、別に光が「親友=みるく」と決めている訳でもない。こちらの勝手な思い込みだ。そういう見極めには注意を払わなければならない。
という無駄に長い前置きを置きつつも言いたかった事。私はどうしても昔からDISTANCEはみるくさんとの事を歌っているようにしか思えないのである。光が一緒に泳ぎに行く相手が当時の恋人かというと、どちらかといえばみるくさんの方があるのではないかと(かなり勝手に)考えてしまう。
少し冷静に歌詞をみてみよう。DISTANCEとMaking Loveの歌詞を並べてみる。
『いつの日かDistanceも抱き締められるようになるよ』
『遠距離なんて怖くもなんともない』
『無理はしない主義でも 少しならしてみてもいいよ』
『楽しくないのにフリはしたくない だってそんなの疲れちゃうよ』
呼応しているような、反目しているような、なんとも奇妙な関係である。
まずは、Making Loveでなぜ光がお引っ越しとともに"あらたまった態度"で『あなたに会えてよかった』と切り出したのか、だ。光にとって、距離は決定的に重要なのである。だからわざわざ『怖くもなんともない』と言う必要があった。そこから「だけれども、それで(も)思う事がある」というのがMaking Loveの歌詞全体なのだ。ここでもDistance〜距離は、尚、大きなテーマのひとつだったのである。続く。