無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

熊()

光が実物の熊にも入れ込むのなら、まずは漢字の「熊」について調べてみよう。

熊。訓読みは「くま」で、我々が常に発している(?)言葉だが、音読みは何というのだろう。どうやら、「ゆう」と読むらしく、「熊掌(ゆうしょう)」、「熊害(ゆうがい)」といった熟語があるらしい。前者は食材の熊のてのひら、つまりそのまんまだ。後者も熊による被害・傷害。こちらもそのまんまである。

にしても。「ゆう」と読むのか。嘗て私は、「々」という記号を指して「クマ」と読んだ事があった。数千回に及ぶ連載の中で、あれが今でもベストエントリーだと思っているが、そんな私からしてみれば「ゆう」は「You」の事にしか思えない。「々」とはくまのぬいぐるみのように、傍に寄り添って自らの写し身となってくれる存在を指したが、実物の「熊」は紛れもない他者、紛れもない異物である所の「You」だという風に読めてしまう。今回はこじつけなのでベストエントリーには程遠いが、「だからWILD LIFEなのか」とひとり合点がいってしまったのでもう引き下がれない。これで行く。

さて「熊」という漢字には色々と面白い事がある。こんなblogをみつけた。

http://mblog.excite.co.jp/user/shimo/

このブログの2009年8月1日のエントリーである。

そもそも、何故熊という字は能力の能にレンガ(4つの点)なのか不思議だったのだが、どうやらこれは順番が逆で、"能(のう)"という字で熊に似た生き物を元々指していて、その動物が非常にかしこい、能力のある動物だったことから「能」の字に英語でいう「Ability」の意味が備わったらしいのだ。光は常々熊には知能や知性を感じると発言しているが、それもその筈、漢字が成立する以前という古代から熊(やそれに似た生物)は人間からみて非常にかしこい、能力の高い存在としてみられていた訳である。能の字の成立自体のルーツがクマだなんて筋金入り過ぎるぞ。

他にも、熊(くま)と隈(くま…目の下に出来るヤツね)の関係など興味深い事が色々と書かれているので上記ブログ、どうかご覧あれ(ステマステマw)。リンクが飛べない方は"下村昇の窓 能力"でググればすぐ見つかると思います。今宵は以上っ!